北海道印刷工業組合は、平成23年新春経営者研修会を開催する。
昨今の印刷業界を取り巻く環境は、社会・経済の変革に伴う進展著しい技術革新と情報化、デジタル化への自立対応が必須となり、加えてコンピュータの普及による内製化の急進と他産業からの参入など需要構造が大きく変化し、長期不況の影響による価格競争も激化の一途を辿っており、さらにインターネットを核としたIT革命を視野に入れた自らのビジネスプランを構築し、「情報価値創造産業」を目指さなければならない大変重要な転換期にあり、経営環境が大きく様変わりしている。
環境の変化に対応し、印刷産業が新しい時代の産業として発展して行くため、業界挙げて2004年から「業態変革推進プラン−全印工連2008計画」に取り組み、2008年からは実践段階へバージョンアップした「業態変革実践プラン−全印工連2010計画」を実行している。
大変革の時代になり業態変革に取り組んでいるのは印刷業界だけではない。
デジタルメディアの台頭により、今年は電子書籍元年と云われるまで、電子書籍が進展し、作る側の印刷業界ならびに売る側の書店業界もその対応が迫られている。
そこで今回は、印刷と隣接していると思われる書店業界の業態変革を学び、参考としたい。
「町の本屋」として自社の業態変革に取り組まれるとともに北海道書店商業組合理事長として書店業界の指導に当たられている葛v住書房代表取締役社長の久住邦晴氏を講師に迎えて開催する。
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