全印工連特別ライセンスプログラムセミナー開催
 全印工連特別ライセンプログラムセミナーが、10月19日午後4時から札幌市中央区のかでる2・7で全印工連教育・労務専門委員会の佐竹一郎委員長とアドビシステムズ潟rジネスデベロップメント部長の阿部成行氏を講師に60余人が参加して開催された。
 特別ライセンスプログラムは、組合員6,200社を有する全印工連が“巨大な1つのユーザー”としてアドビシステムズ社と直接契約することで、そのスケールメリットにより最新ソフトウェア「Adobe Creative Suite 5」(CS5)の「CS5 Design Premium」と「CS5 Design Standard」を通常価格の約半額という特別価格で組合員に提供するものである。

 セミナーに先立ち、岡部理事長から「今日は東京よりわざわざ教育・労務専門委員会委員長である佐竹一郎さんに出席をいただいた。このセミナーに東京、大阪、中部、四国と連続的に2日に1回という割合で回っている佐竹委員長である。東京では約400人の方が参加して質疑応答もたくさんあったということを聞いている。アドビ社が全印工連の組合員を限定にCS5を特別価格で提供するという従来全くなかった新しい事業へ全印工連が入ってきた。詳しい話はこれから佐竹委員長から説明があるので聞いていただいて、将来自分の会社がどう行くべきか考えていただきたい」と主催者挨拶が述べられた。
 つづいて、セミナーに入り、最初に、アドビシステムズ潟rジネスデベロップメント部長の阿部成行氏から「電子出版ソリューションAdobe Creative Suite5新機能について」の説明が行われ、次に全印工連教育・労務専門委員長の佐竹一郎氏から「特別ライセンスプログラムの概要と導入メリットについて」の説明が行われた。
 佐竹委員長は、地別ライセンプログラム事業立ち上げの経緯や「DTPソフトウェア環境」アンケート調査結果をはじめ、さまざまなメリットについて説明した。
 プログラムの契約期間は2年間で、製品購入とともにM&S(メンテナンス&サポート)契約を行うことで、期間中は常に最新バージョンのソフトウェアの利用が可能であると同時に下位バージョンのインストールと利用も許可される。
 全印工連はプログラム参加企業にロゴとライセンスナンバーを発行することで「ソフトウェアに関する著作権をクリアしている」ことを対外的にアピールする。
 最新のソフトウェアによる電子書籍、電子カタログ、Webコンテンツへの対応などで情報産業としての印刷業を取り巻く環境変化に適応できるインフラ整備を進める。
 ただし、特別ライセンスプログラムの成立条件は11月末までに6,000ライセンスの契約をまとめなければならない。
 また、商工中金からソフトウェア購入に際し必要となる資金については危機対応業務利子補給制度を活用して迅速な対応をしてもらうことになっている。
 次に、アドビシステムズ社の阿部部長から「ELAによるライセンス管理のメリット」について、他のライセンスプログラムと比較した全印工連とアドビシステムズ社の契約における優位性が説明された。

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