2010北海道情報・印刷産業展公式セミナー開催される
「望まれる印刷・関連企業になるため〔第4弾〕」
2010北海道情報・印刷産業展公式セミナーが、会期中の9月2日と3日にアクセスサッポロのレセプションホールで開催され、4つのセミナー全てが多数の受講者で盛会裡に開催された。
セミナー第1講は、9月2日午後1時から鰹ャ森コーポレーション営業技術部の津島健一氏を講師に迎え、「続々と導入されるハイブリットUV機」〜ハイブリップUV機のどこが魅力なのか?〜をテーマに開催された。
津島講師は、インキ乾燥によるトラブル(コスレ、ドライダウン、パウダー過多によるザラツキ、生産性阻害など)で困っていないかとして、昨年10月にJGAS2009で発表以来、まだ1年を経過していないが30台に迫る勢いで導入が進んでいるハイブリットUV機のシステム、特長、魅力や利益が生み出せるかについて説明した。
セミナー第2講は、9月2日午後3時からフォントワークス鰍kETSプロジェクトマーケティング本部販売推進課長の仁田野良介氏を講師に迎え、「広がり続ける書体の世界〜DTP、UD、デジタルサイネージ、電子書籍など〜」をテーマに開催された。
仁田野講師は、新世代DTP環境としてMac OS ]が登場して10年が経ち、デジタルデザインの世界もハードやソフトは勿論フォントフォーマットにも大きな変革があり、最近ではデザインにも新しい波が登場し、ユニバーサルデザイン、電子看板、電子書籍等の新しい取組みが始まり、書体のニーズも大きな広がりが出てきたとしてフォントメーカーとしてのさまざまな視点から説明した。
セミナー第3講は、9月3日午後1時から、潟<fィアテクノロジージャパンIJ営業部係長の奥村健氏を講師に迎え、「本格普及期を迎えつつあるUVインクジェットシステムによるビジネスチャンス」をテーマに開催された。
奥村講師は、アマゾン社の「キンドル」やアップル社の「iPad」の登場にり、電子書籍化が普及しようとしている今、従来の印刷ビジネスを中心にしつつもよりクライアント目線を加えた新たなビジネスチャンス展開が非常に重要になってきているとし、マーケティングの変化とそれに伴う広告・販促手法の最新動向や、そこに存在する提案営業によるビジネスチャンスがあるとし、普及期を迎えつつあるUVインクジェットの基礎知識・最新情報と印刷業界での相乗効果をキーワードにしたビジネス事例を説明した。
セミナー第4講は、9月3日午後3時から、富士フイルム潟Oラフィックシステム事業部品質管理マネージメントグループの大貫良子氏を講師に迎え、「知っておかないと損をする印刷業界のカーボンフットプリントの常識」をテーマに開催した。
大貫講師は、2009年9月の国連において日本から温室効果ガス25%削減の目標が打ち出され、二酸化炭素排出量の見える化の一手段である「カーボンフットプリント制度」はますますその重要性が高まっているとし、見える化することにより、より環境負荷の少ない製品を選択しやすくなることから、カーボンフットプリントの印刷業界における最新動向について説明した。