理事会は、岡部理事長のあいさつの後、定数報告が行われ、理事長を議長に議事に入った。
最初に、報告事項として、(1)事業実施状況については、北印工組の事業、日印産連・全印工連の事業、中央会等の関連団体の事業についての本年度のこれまでの活動状況が報告された。
(2)財務状況報告については、6月末の第1四半期の収支状況について報告が行われた。
(3)全印工連フォーラム2009および(4)第33回全国印刷メディア協議会については、10月のJGAS2009の開催中に開催されるので支部の会合等での周知が要請された。
次に、議事に移り、平成21年度事業スケジュールについては、組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、「印刷の月」行事の取り組み、共済事業への参加促進、組織状況の検討、財政状況の検討の事業スケジュールが説明され承認された。
(a) 加入促進については、本年度は特に力を入れて推進することとし、「加入のご案内」のパンフレットを作成し、組合員から知り合いの未加入印刷会社に声を掛ける、「声掛け運動」を実施して行くこととした。
(b) 業態変革実践プランの推進にあたり、業態変革プラン説明会を、理事長が講師となり道内4支部で開催することとした。この説明会には、営業マンの方にも参加してもらい経営者・営業マンが共にワンストップサービスの理解を得ることを目的に開催する。
(c) 支庁並びに出先機関の印刷発注に関する要望書については、4月の理事会で決定し要望活動を実施し、これまで石狩・空知・宗谷・網走・十勝・釧路・根室の8支庁への要望が終わり、残りについても早急に要望を行うこととした。
(d) メディアユニバーサルデザインセミナーについては、文字・色を扱う専門業者として印刷のバリアフリーの推進を図るため開催することとし、今年度はオホーツク支部で開催することを決定した。
(e) 第3回メディアユニバーサルデザインコンペティションについては、7月1日から作品募集を開始しているので、広く組合員に周知し、多くの出品を呼びかけることとした。
(f) '09北海道情報・印刷産業展については、9月10日・11日・12日の3日間、札幌市白石区のアクセスサッポロで開催される。これに併せて同時開催として、昨年12月にパリ、今年5月にニューヨークで行われた「感性価値イニシアティブ」に出展された印刷作品を展示する「NIPPON
creative printing show vol.1」と、実際にメディアユニバーサルデザインを見てもらう「第2回メディアユニバーサルデザインコンペ入選作品展」を開催する。
また、感性価値印刷をテーマとした第15回北海道青年印刷人フォーラムを、最終日の9月12日午後1時からアクセスサッポロで開催することとした。
(g) 「心に響く…北のエピソード」については、印刷業界と市民とのつながりを持つ事業として浸透を図って行くこととした。
(h) 共済制度加入促進キャンペーンについては北海道が重点推進工組として、9月から3月までの半年間、生命共済・せつび共済・医療共済の3つを対象にキャンペーンを行うこととし、各組合員へ加入を呼びかける。
(i) リサイクル対応型印刷物製作ガイドラインについては、リサイクル対応型印刷物の普及促進を目的に作成されていて、今後対応が必要となることが予測される資材確認票の様式等も掲載されており、パンフレットを全組合員に送付しているので周知を図って行くこととした。
(2)全日本印刷文化典については、平成24年の全日本印刷文化典を北海道で開催してほしいという要請があり、検討をした結果、開催地となることが予想される札幌において組合員のコンセンサスを得ることとして、結論は次回理事会まで持ち越すこととした。
(3)新規加入組合員、脱退組合員については、株式会社サンキ(札幌支部)の加入を承認した。また、有限会社島元宏栄堂印刷(小樽支部)、社団法人印刷紙工(札幌支部)、株式会社札幌光陽社(同)、有限会社長井プリント(同)の4社の脱退が報告された。7月1日現在の組合員数は254社となった。
次に支部活動状況として、旭川支部から旭川の大手印刷会社の自己破産とその影響について報告が行われた。
以上で平成21年度第2回理事会を終了した。
|
|