平成21年度事業計画・収支予算を決定
平成21年度通常総代会開催
 平成21年度通常総代会が、5月22日午後2時30分から札幌市中央区の札幌パークホテルで全道から総代34人(代理出席含む)と理事22人、監事1人が出席して開催され、平成20年度事業報告・同収支決算を承認し、平成21年度事業計画・同収支予算などを決定した。

 総代会の議事に先立ち、昨年の総代会以降に亡くなられた組合員、中野博雄氏(旭川支部)、小玉繁氏(同)、坂野和雄氏(同)、山崎利一氏(札幌支部)、村本輝夫氏(同)、雨宮好雄氏(釧根支部)、木内熊作氏(同)、野津晃氏(十勝支部)、岩山武彦氏(函館支部)、寄木清二氏(室蘭支部)の10人のご冥福を祈り黙祷を捧げた。
 つづいて、岡部理事長が、各地区からの出席者と来賓にお礼を述べた後、「平成20年度は100年に1度と言われる世界的な金融経済危機に見舞れ大変な1年であった。印刷業界においても印刷用紙の15%値上げをはじめ諸資材の値上げ、不況による印刷物の減少、それに伴う価格競争によるダンピング等、経営を直撃し厳しい1年であった。脱退組合員も1年で30社程あり、中でも札幌市内のリーダーカンパニーといわれる企業が脱退したことはショックであった。こんな時こそ組合員が一致団結し、知恵を出し合って情報交換のできる組合として頑張っていかなければならない。皆様方と一緒にすばらしい組合、すばらしい印刷業界と言われるように頑張って行きたいと思う」とあいさつを述べた。
 次に、来賓紹介が行われた後、大味泰北海道経済産業局地域経済部次長、竹内善明北海道経済部商工局産業振興課参事、須藤隆夫北海道中小企業団体中央会企画情報部副部長の3人から祝辞が述べられ、祝電披露、定数報告が行われ、本田公一総代(勇昇印刷有限会社代表取締役社長・十勝支部)を議長に選出して議事に入った。
 第1号議案平成20年度事業報告について、第2号議案平成20年度決算(案)について、監査報告が一括上程され、議案説明の後、宗方監事から平成20年度決算ならびに第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会収支決算、北海道労働局委託事業収支決算の会計処理・内容は適正である旨の監査報告が行われ、審議の結果、いずれも原案どおり承認された。
 平成20年度決算額は38,861,907円で、当期純損失額が2,116,682円となり、平成20年度正味資産は11,648,323円となった。
 剰余金処分案として、前期繰越剰余金8,041,005円から当期純損失金額2,116,682円をてん捕したら、5,924,323円を次期繰越金とした。
 第3号議案平成21年度事業計画(案)について、第4号議案平成21年度収支予算(案)について、第5号議案平成21年度組合員の賦課金額および徴収方法の決定(案)について、第6号議案理事の報酬(案)についてが一括上程され、議案説明が行われ、審議の結果、いずれも原案どおり決定された。
 平成21年度事業計画は、組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、「印刷の月」行事の取り組み、共済事業への加入促進、組織状況の検討、財政状況の検討を柱とした各種事業を実施して行くこととした。(平成21年度事業計画
 平成21年度予算額は32,320,000円を計上した。
 平成21年度組合員の賦課金額および徴収方法は、売上自主申告20ランク制とし、請求額を指定の期日までに指定の口座・場所に払い込むこととした。
 第7号議案平成21年度借入金の最高限度額(案)については、運転資金として1,000万円と決定した。
 第8号議案第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会収支決算(案)については、原案どおり承認された。
 決算額は10,995,120円となった。
 第9号議案北海道労働局委託事業収支決算(案)については、平成19年度に実施した「70歳まで働ける企業創出事業」の決算が原案どおり承認された。
 決算額は委託費等の6,919,157円の内、1,694,097円を返還し、収支額が5,225,060円となった。
 第10号議案理事の補充選任については、理事1名の補充選任が行われ、野津雅之氏(北洋凸版印刷(株)・十勝支部)を選任した。
 第11号議案規約の改正(案)については、支部規約の一部改正について提案され原案どおり承認された。
 主な改正点は、第10条(支部運営費)の条文を削除した。
 次に報告事項に移り、(1)総代の改選については、任期満了による各支部から選挙された総代35人が報告された。(2)加入組合員、脱退組合員については、平成20年度の加入組合員2社と脱退組合員32社が報告された。
 以上で議事を全て終了して、本田議長が降壇し、平成21年度通常総代会を終了した。

BACK