新春を寿ぐ
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皆様にはご壮健で新しい年をお迎えのことと存じ心からお慶び申し上げます。 昨年中は、組合事業推進に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 北海道の印刷業界を取り巻く環境は、依然として景気回復が見られないところに、世界的金融危機が加わり、道内大型小売店販売動向も16ヵ月連続前年割れと消費マインドの冷え込みをはじめさまざまな負の要因が重なり、道内経済は疲弊し、印刷需要が一層減退しております。 このように厳しい経営環境にありましたが、皆様のたゆまぬ経営努力により企業の維持・発展が図られ、新しい年を迎えられたことはご同慶の至りです。 昨年8月には、第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会を「印刷産業が切り開く地域情報・地域文化」をテーマに十勝支部の主管により3年振りに開催し、十勝支部組合員の皆様はじめ全道各地から参加された多くの組合員と関連業界の皆様のご協力により盛会裡に終了し、大きな成果を収めることができました。改めて業界組織の強さと協調性の豊かさを確認することができたのではないかと思います。 また、印刷諸資材の高騰に対しては、特に印刷用紙が一昨年からの3度の値上げに続き、6月には15%以上の大幅な価格改訂が行われたことから、北海道新聞全道版に「有益な印刷製品・サービス供給のためご理解ください」と題する意見広告を掲載し、印刷業界の窮状と諸資材の値上がりを説明し、自助努力での限界を訴え、原材料にかかるコストアップ分を印刷製品に転嫁することへの理解を求めました。 北海道印刷工業組合は、これまで培ってきた事業の成果を踏まえ、本年も、組合員企業が活力に溢れ、希望が持てるように、組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、「印刷の月」行事の取り組み、共済事業への加入促進、組織状況の検討、財政状況の検討を柱とした各種事業を積極的かつ強力に展開して参ります。 2004年に新しい業界計画としてスタートした「業態変革推進プラン−全印工連2008計画」は、昨年10月に推進段階から実践に移行し、収益拡大へ結びつけていくため、“実践!業態変革 ワンストップサービスで収益拡大へ”をテーマに「業態変革実践プラン−全印工連2010計画」としてキックオフしました。 印刷を中心とした周辺領域への市場拡大と顧客への課題解決を提供するワンストップサービスを具現化し、収益拡大に結びつけていくものです。 組合は、収益拡大へのツールを今後も提供して参ります。それを斟酌して収益拡大へ結びつけて行くのは経営者です。大変革の時代ゆえビジネスチャンスはあると確信しています。 先行き不透明な時代、改めて「商いは牛の涎」を肝に銘じたいと想う新年です。 最後になりましたが、関係諸官庁、各機関・団体をはじめ関連業界ならびに組合員の皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、新しい年が皆様にとりましてより佳い年となりますようご祈念申し上げます。 |
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年 頭 所 感
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平成21年の新春を迎え、ひと言ご挨拶申し上げます。 昨年の北海道経済を振り返ると、原油や原材料の価格変動や公共工事の減少等により、主力である農林水産業や建設業、運輸業などを中心に大きな影響を受けました。秋以降は、米国に端を発する金融不安やこれに伴う世界規模の経済危機に見舞われ、消費マインドの一層の低下、急速な円高の進展などにより、新たな成長分野であるIT、電気・電子、自動車関連産業なども含め、大変厳しい状況に直面しているものと認識しています。 こうした中、北海道経済産業局では当座直面する諸課題への対応だけではなく、将来の経済ビジョンを明らかにしつつ、「国際競争力のある産業の育成」、「活力ある地域づくりの支援」、「社会の安全・安心の確保」の3つを柱に、全力で施策を進めてまいる所存です。 まず、北海道経済の活力の源泉である中小企業の皆様が、安心して事業活動に取り組んでいただけるよう、「安心実現のための緊急総合対策」に盛り込まれた新たな「緊急保証制度」などを多くの方々に知っていただき、利用していただけるようサポートさせていただきます。その上で、昨年からスタートした「地域力連携拠点(道内19ヶ所)」のネットワークを最大限活用し、中小企業の生産性向上を新たな枠組みで強力に推進していきます。地域にとって大切な雇用対策にも十分意を用いてまいりたいと思います。 また、地域の中小企業の皆様の力で、豊富な農林水産品、観光資源など北海道地域が持つ潜在能力を顕在化させ、自立的・持続的な地域経済の成長に結びつけ、活気ある地域を形成していくことが大切です。このため、農商工連携、地域資源活用、新連携の3事業の活用促進をはじめ、地域コミュニティビジネスや魅力あるまちづくり支援、観光・サービス・コンテンツ産業の振興など、関係機関と引き続き連携・協働し推進してまいります。 さらに、IT、バイオ産業の国際競争力を一層高め、世界に通用する企業群創出を目標とする「産業クラスター計画」を着実に実行するとともに、企業立地が進みつつある自動車・電子関連企業等モノ作り産業の裾野拡大に向け、事業者の取組を支援してまいります。このため、イノベーション創出に向けた研究開発拠点の整備、大学や研究機関と産業界による産学官連携の推進や知的財産の活用促進、販路・マーケット拡大等業種横断的な施策の有機的活用も図ってまいります。 一方、安全・安心な社会の構築を目指し、4月に施行される長期使用製品安全点検制度の円滑な運用をはじめ、高齢者などを対象とした悪質商法の撲滅のため、改正特定商取引法及び割賦販売法の確実な執行を通じて消費者利益の確保に努めるとともに、国民生活の基盤となる資源エネルギーの安定供給についても努力してまいります。 北海道内では、「北海道洞爺湖サミット」を契機に、広大な土地を活用した新エネルギーの導入、地域産業の省エネ型への転換等の機運が高まっており、来るべき低炭素・環境調和型社会構築の礎となる技術開発や先導的な実証プロジェクトの推進をはじめ、雪氷等北海道独自の新エネルギー活用型環境ビジネスの創出にも取り組んでまいります。 経済産業省がとりまとめた「新経済成長戦略(改訂版)」では、「資源生産性」の抜本的向上を図ること、世界市場を獲得すべく製品・サービスの高付加価値化を図ることの重要性が指摘されています。私ども北海道経済産業局といたしましては、現在の景気後退局面のピンチをチャンスと捕らえ、当局の経営資源を総動員して経済産業施策を推進してまいる所存ですので、関係各位の一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりますが、是非とも平成21年が景気低迷を脱却する明るい年となり、また皆様方にとりまして飛躍の年となりますよう、心から祈念申し上げます。 |
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年 頭 所 感
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皆様には、平素から道政各般にわたり、深いご理解と温かいご支援を賜り、心から感謝を申し上げます。 さて、昨年を顧みますと、何よりもまず「北海道洞爺湖サミット」が開催され、この北海道が世界の注目を浴びる晴れの舞台となった歴史的な年でありました。 各国の首脳をはじめ多くの方々を、北海道ならではの「おもてなしの心」で歓迎し、サミットの成功を支えることができましたことは、大きな誇りと喜びであり、道民の皆様のご理解とご協力に、改めて感謝を申し上げます。 また、アイヌの方々の社会的・経済的な地位の向上につながる「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が国会で行われたほか、北京で開催されたオリンピックやパラリンピックでは、本道ゆかりの選手が大活躍し、私たち道民に大きな希望や感動をもたらしてくれた年でもありました。 道政においては、新しい総合計画「ほっかいどう未来創造プラン」がスタートしたほか、サミットを契機とした「北海道環境宣言」の発信など、新たな北海道づくりをめざす動きが始まりました。 しかしその一方では、原油・原材料等の価格高騰や、米国の証券会社の破綻を契機とした金融不安の広がりといった世界経済の激動が、本道の経済活動や道民の暮らしに大きな影響を及ぼし、本道の経済情勢は大変厳しいものとなっております。道としても、基幹産業である一次産業や中小企業への支援をはじめ、道民生活の安心確保に向けた緊急総合対策を早急に講じるなど、経済や暮らしを守る取組に全力を傾けてまいりました。 北海道は、今、まさに大きな変革期を迎えています。我が国が人口減少社会に突入し、本道の人口も560万人の大台を下回り、少子高齢化は全国を上回る速さで進んでいます。こうした状況のもと、地域の活力を高め、持続可能な地域経済を確立することに加え、国や地方においては徹底した行財政改革が求められ、地方分権改革の推進が急がれています。 新春を迎え、私としては、時代の潮流を見据え、現在の厳しい経済・社会状況に、スピード感を持ってしっかりと対応するとともに、将来に向け、力強い経済・産業構造を築き上げ、道民の皆様の暮らしを守り、恵まれた環境を未来へ引き継いでいくため、全力を尽くしていかなければならないと、決意を新たにしているところであります。 幸い、本道には、サミットの開催を通じて世界から高い評価をいただいた豊かな自然環境や、「食」・「観光」をはじめ、多彩な文化など世界に誇るべき魅力と可能性が各地に広がっています。 こうした本道の素晴らしさや価値を、さらに高め、国内外へと積極的に発信していくことによって、北海道の元気につなげていくことが重要です。 私としては、この一年を、オール北海道の英知と力を結集し、未来への扉を開く力強い一歩を踏み出す、明るい希望の年にしたいと考えております。 皆様の一層のお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 新しい年が、皆様にとりまして幸多き年となりますよう心からお祈りを申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。 |
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元気と知恵をふりしぼって
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昨年5月に会長に就任し、地区印刷協議会など全国各地を訪問する機会を得ました。皆さんと親しくお話しながら強く感じたことがあります。それは、大変に厳しい経営環境の中にあっても、独創的なアイデアで新しい仕事を生み出し、頑張っている会社が実に多いということです。「需要創造」をカタチにされている例を知り、私も大変刺激を受け、学ばせていただきました。まだまだ知らないことがたくさんあると自覚した次第です。 全印工連は、2008年10月の鹿児島大会で「業態変革実践プラン」を発表し、印刷業が進むべき方向性についてさらに踏み込んで示しました。しかし、個々の会社の業態変革は、それぞれが知恵をしぼって取り組んでいただく以外にありません。 私はよく、「元気と知恵はタダ」という言い方をします。おカネを掛けずに意識の持ち方次第で出るものなら、出し惜しみせずにどんどん出していきましょう。頑張っている全国の仲間の姿に「なに、自分だって」と発奮し、私たちの力を必要としているお客様の問題解決を真剣に考え抜き、そして自社でできないことは全国6,700社の全印工連の仲間の力を借りながら、どんな変化も怖がらない業界にしていきたいと思います。 「No Try, No Success!」−これも私の好きな言葉です。とにかく挑戦しなければ何も始まりません。できることから何でもやってみればいいのです。全印工連としては、一つでも多くのTryについてすばやく情報発信し、一つでも多くのSuccessにつなげることに努めていきます。 全国の組合員の皆さん、どうか現下の景気低迷に臆することなく、元気と知恵をふりしぼって今年も前向きに進んでいきましょう。 |
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