「印刷産業が切り開く 地域情報・地域文化」
第28回北海道情報・印刷文化典盛大に開催
 北海道印刷工業組合主催、十勝支部主管による第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会が、8月8日・9日の2日間、道東の拠点都市・帯広市で「印刷産業が切り開く 地域情報・地域文化」をテーマに来賓・組合員・関連業者350人が参加し、とかちプラザをメイン会場に開催された。帯広市での開催は18年振り4回目となった。
 8日の記念ゴルフ大会、9日の記念講演会、本大会、記念パーティー、ばんえい競馬体験ツアーと併催行事として第9回北のペーパーデザインコンテスト入賞作品展、第59回全国カレンダー優秀作品展、第49回全国ポスター・カタログ優秀作品展、十勝の風景&ばんえい競馬写真展、地元デザイナーによる“おしごと展”と盛りたくさんの行事が開催された。
 次回、平成23年の第29回北海道情報・印刷文化典はオホーツク支部の主管で開催される。

記念講演会
清原三枝子氏 坂本和昭氏
清原三枝子氏 坂本和昭氏
 記念講演会は、8月9日午後12時30分から、とかちプラザ2Fレインボーホールで印刷業界関係者のほか、市民も参加して開催された。
 第1部は、「馬文化とまちづくり」と題して、NPOとかち馬文化を考える会専務理事の清原三枝子氏が、ばんえい競馬が他の3都市と同様に廃止が検討されているのを聞き、馬文化が衰退することは農業の衰退に通じると思い、保存と帯広の活性化に乗り出した。全国の各メディアに自ら訴え、広告塔役を引き受けたことなどを語った。
 第2部は、「まちづくりマジックの種明かし」と題して、北の屋台を成功させた観光カリスマの坂本和昭氏が、不思議を実現させるために多くの種を考えておくマジック思考法を活かし、屋台の原点、福岡へ現地視察し、先入観や思い込みをなくし、行政に頼らず自律的な取り組みで成功をさせたことなどを語った。
本 大 会
帯広フルートアンサンブルによるオープニング演奏
帯広フルートアンサンブルによる
オープニング演奏
 本大会は、8月9日午後2時から、とかちプラザ2Fレインボーホールで全道から組合員をはじめ来賓・関連業界の方々350人が出席し、帯広フルートアンサンブルの4人によるオープニング演奏で幕を開けた。
 本大会は、冒頭、前回の旭川大会以降に逝去された組合員27人に黙祷捧げた後、十勝支部セールス会の角高紀氏の先導で印刷産業人綱領の唱和が行われた。
 次に、角鎮夫実行委員長が、最初に来帯のお礼を述べた後、「十勝の開拓は、屯田兵による開拓ではなく、今流の民間活力による夢とロマン、強い思いをもって新天地の開拓が始められ、先人の進取の気風に富んだ気質が今日に受け継がれている土地柄である。業態変革推進プラン2008計画が総仕上げの年を迎えており、その底流には、経営者が思いを明確にする、自分がこうなりたいという思いを明確にすることであり、十勝開拓に情熱を燃やした先人のフロンティア・スピリッツと重なる部分があり巡り合わせを感じられずにはいられない。先人が馬というツールを駆使し、知恵と血と涙をもって今日の北海道の姿を築き上げたように、先人の遺伝子を引き継ぐ私どもも試練の時代にあってITというツールを味方として新しい時代を切り開いていかなければならないと強く思う。第28回十勝大会が、私ども組合員企業が地域におけるお役立ち産業として存在していくために虚心坦懐、膝を交えて話し合い、解決するための連携の場としての役割を担い、その結晶として北緯43度のこの地より力強く文化典宣言が行われることを祈念する」と歓迎のあいさつを述べた。
印刷産業人綱領唱和を先導する角高紀氏 歓迎あいさつを述べる角鎮夫実行委員長 来賓紹介を行う田中準一実行委員 参加支部紹介を行う野津雅之実行委員
 印刷産業人綱領唱和
 を先導する角高紀氏
 歓迎あいさつを述べる 
  角鎮夫実行委員長
 来賓紹介を行う
  田中準一実行委員 
参加支部紹介を行う
野津雅之実行委員
式辞を述べる岡部康彦大会長
式辞を述べる
岡部康彦大会長
 次に、田中準一実行委員から来賓・関連業界の紹介、野津雅之実行委員から参加支部組合員の紹介が行われた後、岡部康彦大会長が最初に組合員・関連業者ならびに来賓に出席のお礼を述べ、「歴史を繙くと昭和25年に第1回北海道製本業者懇親大会の名のもと開催され今年で28回目を迎えることができた。名称も3年前の旭川大会より北海道情報・印刷文化典と改めさせてもらった。今年は印刷産業が切り開く地域情報・地域文化を大会テーマとし、印刷に携わる仲間がこの帯広の地に集い、語り合い、懇親を深め、たくさんの情報交換をする文化典として意義深いものと確信している。われわれの印刷業界は諸材料の値上げ、とりわけ印刷用紙の値上げが6月より実施され、私たちは新聞紙上に有益な印刷製品・サービス供給のためご理解くださいという意見広告を出した。もちろん各支部においても実施されている。十勝支部では十勝毎日新聞に自分達の実情を訴え、価格転嫁のお願いをしているところである。是非、各企業において価格転嫁をお客様に積極的に向かって行っていただきたい。粘り強く動きをして行かないと我々の死活問題になってくる。是非そこのところを理解願いたい。全印工連が自らの意志で現在の業態を変えようとのもとで取り組んできた業態変革推進プランも今年から業態変革実践プランにステップアップする節目の年である。キーワードはワンストップサービスである。ワンストップサービスとは、難しいことではない。お客様に煩わしさ、面倒くささ、無駄な時間をいかに使わせないかということである。あなたの会社に頼めば全て大丈夫やってくれるという会社にしようということである。変化とは自分の意志にかかわらず変わること、変革とは自らの意志で変えることと浅野前会長がよく言っていた。私たちが印刷産業であることを認識し業態変革はエンドレスを合言葉にさらなる発展を遂げようではないか。最後に、今まで一生懸命、長い間今回の大会のためにご尽力をいただいた角支部長をはじめ役員の方々、組合員の皆様に心より厚く御礼を申し上げる」と式辞を述べた。
祝辞を述べる山本雅史北海道経済産業局長
祝辞を述べる
山本雅史北海道
経済産業局長
 次に、来賓祝辞に移り、山本雅史経済産業省北海道経済産業局長は、「この大会は印刷業界の結束の強化、印刷業の振興発展を図ること目的に昭和25年以来開催され、印刷文化を担う方々の親睦と連携の輪を広げるとともに印刷文化普及へ貢献された方々への表彰が行われるなど多くの成果をあげてこられたと伺っている。印刷業界は言うまでもないが、国民生活や様々な文化や産業活動に至るまで情報伝達手段として大きな役割を果たしてもらっておりなくてはならない存在になっている。他方でIT化が進むことによって情報の伝達形態にも変化が見られる。印刷産業におけるこれまでの商習慣や地域的な優位性というようなものにも変化が生じてきている。今後デジタル技術を活用した印刷事業の強化、加えて企画や制作段階での提案型の営業活動といったものの展開も必要となってくるのではないかと思う。北海道印刷工業組合の皆様方はこれまで培ってきた技術、企画力、デザイン力というものを発揮してコンテンツや印刷物の付加価値を高めて道内のみならず全国規模での営業を展開し、この北海道内の印刷業界はもとより北海道経済全体の活性化に繋げてもらえればと思う。こういったことには新しい人材の育成、新しい事業への取り組みも必要になってくるのではないかと思う。私ども北海道経済産業局としては皆様方の経営課題を解決するために本年5月には道内19ヵ所に地域力連携拠点を整備している。中小企業の人材育成や新規事業分野への展開といったものへの取り組みについての支援も積極的に行っていきたいと思っている。本大会が本日ご出席の皆様にとって意義深いものとなり、北海道印刷工業組合のますますのご発展をお祈りする」と述べた。
祝辞を述べる岡本光昭十勝支庁長
祝辞を述べる
岡本光昭十勝支庁長
 高橋はるみ北海道知事(岡本光昭十勝支庁長代読)は、「我が国の経済は、成長の牽引役である外需の鈍化により最近は景気回復が停滞している傾向にある。とりわけ本道の経済は公共事業の縮減やエネルギー、原材料価格高騰の影響が大きく大変厳しい状況となっている。道では本道経済の活性化を図るためには民間主導による自立型経済の転換を進めていくことが重要であると考えており、本道は比較的優位にある食や観光のほか経済波及効果の高い自動車産業など加工組み立て型産業の集積促進、地域経済を支える地場企業の活性化など、現在ものづくり産業の振興に重点的に取り組んでいる。先月、北海道洞爺湖サミットが開催され、国内外に向けて北海道が大きく発信された。サミット開催の経験を生かして今後の北海道を活性化していくためには情報を受け取る方々のニーズに極め細かく対応して北海道や地域の情報を発信していくことが極めて重要であり、情報提供において印刷産業が担う役割は大変大きなものがあると考えている。こうした状況の中、本大会が、印刷産業が切り開く地域情報・地域文化をテーマとして開催されることは大変意義深く、この大会に参加された皆様が印刷業界の活性化に向け実り多き交流を深められることを心から期待する。本大会の成功と貴組合のますますの発展ならびに組合員の皆様をはじめ本日参加の皆様のご健勝をお祈りする」と述べた。
祝辞を述べる砂川敏文帯広市長
祝辞を述べる
砂川敏文帯広市長
 砂川敏文帯広市長は、「印刷業界は、非常に難しい局面というか状況があるのではないかと素人ながら思う。情報技術の格段の進歩によって印刷業界を巡る環境は大きく変わってきているだろうと思うし、用紙等の諸材料が大幅に値上がりするという最近の状況もある。そうした中で皆さんがそれぞれの地域でそれぞれ企業努力をしながら、お互いに情報交換をし、研鑽して、印刷業界の発展に努力されていることに改めて敬意を表する。この大会のテーマである地域情報、地域文化の発信ということであるが、帯広も地域情報、地域文化は非常に注目すべきものが多々あるのではないかと思っている。今日の記念講演も馬文化について清原さんの講演があったと思う。馬の文化は競馬から始まってホースセラフィー(医療福祉関係)やホーストレッキングとか乗馬とかがあり、それらの振興も図っていきたいと思っている。北の屋台について坂本さんの講演もあったと思うが、それぞれの地域の地方都市の中心街の活性化に懸命に頑張っている人もいるということを体験していただければありがたいと思う。十勝あるいは北海道の開拓にあったフロンティアスピリット、開拓者精神をこれからも大いに発揮していきたいものだと思っている。それぞれの業界におかれても厳しい状況があろうかと思うが困難に打ち勝っていくという北海道開拓の原点に帰って挑戦をしていけば必ずや道は開けるのではないかと思っている。皆様方がさらに尽力、研鑽され印刷業界の発展のため邁進されますよう祈念する」と述べた。
祝辞を述べる水上光啓全印工連会長
祝辞を述べる
水上光啓全印工連会長
 水上光啓全日本印刷工業組合連合会会長は、「昨日から北京オリンピックが始まった。昨日の開会式は今日の前夜祭である。昨日のオリンピックを思い出してほしい。何からスタートしたか。紙である。まさに中国、後漢に蔡倫が紙を作った。紙は世界の文化に貢献する。中国から発信され日本にも来た。まずスタートが紙であった。紙の無い時代は竹を使った竹簡、そんな画面も動きの中に出てきたと思う。その次に活字が出てきた。活字が躍っていた。まさに今、文化の伝達がどれだけ重要かということがオリンピックをもって前夜祭を昨日やってくれた。そして今日、私たちは素晴らしい良き日を迎えた。自信を持っていこうではないか。活字ができて印刷が営々と進歩してきたが今、私たちが大きな変化に直面しているのも事実ということを皆さんご存知と思う。インターネット、IT、我々にとって従来なかった新しい情報伝達の手段がでてきた。しかし、皆さん気にすることはない。ITとの戦いなんて無い。IT化する社会になればなるほど効率化を求める社会が来る。そんな中で私たちは人間である。ハートがある。心がある。感性がある。IT化された社会は殺伐として いる。世の中に彩りを添えていくのが私たちの印刷産業ではないか。ますます印刷産業は今後重要になる。五感、彩り
永年勤続優良従業員表彰
永年勤続優良従業員表彰
を豊かに付けていくのが我々の仕事である。これからも厳しい状況は一緒であるが、皆さんの力を合わせてどうか一緒に印刷産業はバラ色だというように、組合の基本的な機能、連帯という意識を再確認して頑張っていこうではないか。本大会 を実行してくれた実行委員の皆様、そして組合員の皆様、関連の業界の皆様、それぞれの健勝と活躍を祈念する」と述べた。この後、祝電の披露が行われた。
 次に、永年勤続優良従業員表彰に移り、30年以上勤続者7人、20年以上勤続者15人、10年以上勤続者11人を代表して中野潔隆氏(ソーゴー印刷(株)・30年以上勤続)、鈴木広己氏(双葉印刷(有)・20年以上勤続)、鈴木尚子氏(勇昇印刷(有)・10年以上勤続)の3人が登壇して岡部理事長から表彰状と記念品が贈られた。(被表彰者名は14〜15頁に掲載)
謝辞を述べる中野潔隆氏
謝辞を述べる
中野潔隆氏
 また、受賞者33人を代表して、中野潔隆氏から「今日はこのような場で永年勤続の表彰を本当にありがとうございます。今日表彰をいただいた全員を代表しまして心よりお礼を申し上げます。30年、20年、10年と表彰をいただきましたが、それぞれいただいた方はおそらく周りの皆さんに支えられてきたということを実感しているのではないかと思います。今後も今回の表彰を一つの励みとして自社企業の発展はもとより印刷業を通じて本当に僅かかも知れないが何か社会に貢献できれば幸いと思います。今後とも皆様方のご指導をお願いすることもあります。ひとつその切はよろしくお願いしたいと思います。簡単ですが本日のお礼の言葉に代えさせていただきます。本日はどうもありがとうございました」と謝辞が述べられた。
文化典宣言を提案する深澤知博実行委員
文化典宣言を提案する
深澤知博実行委員
 次に、深澤知博実行委員から、叡智と情熱を結集し、情報価値創造産業の使命を果たすべく、有益な印刷製品・サービスの供給に努め、国民生活および文化の向上を支える産業としてのさらなる発展を期すという第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会文化典宣言の提案が行われた。
 この文化典宣言の提案を受け、札幌支部の中林昭人副支部長から「設備の有効活用・技術融合〜真のコラボレーションを目指す〜」、オホーツク支部の松井丈支部長から「ワンストップサービスで新しい挑戦」、十勝支部の高原淳大会広報・記録委員長から「今こそ原価意識の高揚と経営者のモラル向上」をテーマにそれぞれ意見発表が行われた。

第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会
文  化  典  宣  言
 高度情報化やグローバル化、少子高齢化などの社会変革の波が押し寄せ、印刷産業を取り巻く環境は大きく変動し、的確な対応が求められている。
 我々は、この難局を克服し、社会に必要とされる企業創造のため業態変革推進プランに積極果敢に取り組んでいる。
 今年は、この計画がさらに進展し、業態変革実践プランへ移行する節目の大きな年である。「業態変革はエンドレス」を肝に命じ、なお一層の努力と研鑽を重ねて行かなければならない。
 ここに我々印刷産業人は、「印刷産業が切り開く 地域情報・地域文化」のテーマのもと、ゆとりと豊かさを実感できる十勝の中核都市として飛躍を目指す帯広市に集い、叡智と情熱を結集し、情報価値創造産業の使命を果たすべく、有益な印刷製品・サービスの供給に努め、国民生活および文化の向上を支える産業としてのさらなる発展を期し、一枚岩となり邁進することを宣言する。

平成20年8月9日

 第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会

 さらに、水上啓光全印工連会長が3人の意見発表を引き継ぎ、特別講演として「社会の変化はますます加速度化 2008業態変革推進プランから2010業態変革実践プランへ ワンストップサービスで収益拡大」と題する講演が行われた。
 水上会長は、ワンストップサービスをキーワードに提唱する業態変革実践プランについて説明し、ワンストップサービスは難しいことではない。印刷需要が減っている中で、従来と同じことをしていたらどうなるかは推して知るべしであり、印刷を核に、周りの得意分野を少しずつ広げていくことである。お客さまに選ばれる会社になるには規模の大小だけが問題ではなく、最適なビジネスを提供してもらえる会社が選ばれる。自社の強みと弱みを認識しながら、顧客本位で自社の製品・サービスを見直して差別化を図っていくことを呼び掛け、経営者の情熱と人材教育が重要であることを強調した。(講演内容は次号に掲載の予定)
 これを受けて、文化典宣言の採択が行われ、満場の賛成で第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会文化典宣言が採択された。(文化典宣言は10頁に掲載)
次期開催地のオホーツク支部の皆さん
次期開催地のオホーツク支部の皆さん
 次に、平成23年開催の第29回北海道情報・印刷文化典の開催地を岡部大会長からオホーツク支部と発表され、オホーツク支部の皆さんが「2011年はオホーツク支部だよ!全員集合!!」の横断幕を持って登壇し、文化典鍵が角十勝大会実行委員長から岡部大会長へ、そして松井丈オホーツク支部長へと引き継がれた。オホーツク支部を代表して山中雅一副支部長が「次はオホーツクでやります。オホーツクといっても北は雄武、南は斜里、北見と約300kmあります。どこかでやります。期待していてください。オホーツクは海の幸、山の幸、美味しいものが一杯ありますので用意して待っています。それまでお金を儲けて一杯お金を持ってきてください。待っていますのでよろしくお願いします」と、大勢での参加の呼びかけを行った。
 これをもって、第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会本大会を終了した。
 
意見発表
 第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会で文化典宣言の採択にあたり、札幌・オホーツク・十勝の3支部から意見発表が行われた。
 それぞれの支部の意見発表の要旨は次のとおり。
札幌支部
「設備の有効活用・技術融合
    〜真のコラボレーションを目指す〜」
       発表者 副支部長 中林昭人氏
中林昭人氏
中林昭人氏
 昭和25年7月第1回の印刷業者大会が旭川で開催されております。北海道印刷工業組合はそれより10年前、昭和15年1月工業組合法の公布に則り岩橋周作組合長の下に設立されておりますが、印刷組合として68年の歴史を有するはずです。昭和30年11月に北海道印刷工業組合は中小企業安定法の施行に伴い調整組合設立の機運が全国的に高まる中、北海道印刷工業調整組合へと姿を変えました。理事長に三田徳太郎氏、副理事長に藤田正重氏、専務理事に金井氏、常務理事に安藤、中西、深宮、岸氏など我々の大先輩たちが就任されております。この調整組合は第一に印刷業界の不況は印刷設備の過剰にあるがゆえに設備制限を実施、第二に料金の制限、標準料金いわゆる安定価格を打ち出し業界はこの料金を基準に自主的に安定措置をとるように三田理事長をはじめ、後を受け継いだ林下忠三理事長などの方々が東奔西走され大変困難なことに取り組まれました。いつの時代にも印刷業界は景気の良し悪しにかかわらず設備の過剰と資材の高騰そして価格競争に悩まされてきたように思います。その都度先達たちは国の施策に歩調を合わせ知恵と行動力で難局を乗り越えて70年に及ぶ歴史を築き上げてきました。喉の渇きを癒すために井戸の水を飲むことのできる者は井戸を掘った者の苦労を知るべきであるという教えがあります。私たちはこの組合を立ち上げ、育ててきた先達の苦労をしっかりと受け止め衷心より敬意を払い、礼を尽くさなければならないと思います。今日、印刷業界は長引く不況による需要の減退で売上げが減少し財務内容は最悪の状況にあります。国際化、高度情報化、少子高齢化、成熟化による社会環境の変化が重く圧し掛かっております。また、原油に対する投機目的の資金流入がもたらした原油価格高騰は用紙の大幅な値上げ、そしてガソリンをはじめとする石油製品の値上げとなって我々の生活に公私ともに致命的な打撃を与えております。時代に則した業態に自らが変革しなければならないといわれて久しくなります。15年ほど前に北海道印刷工業組合50周年の記念誌発刊に際してと題した当時の全印工連塚田会長の文章があります。読みますと、この50年間を顧みますと我が国は太平洋戦争を経験し戦後の混乱期を経て世界に例を見ない高度成長時代、オイルショクを経て安定成長へ、そして国際化、高齢化、情報化、成熟化と社会環境の変化が続く中で印刷産業界におきましても生産集約化、大型化、知識集約化など次々と企業基盤の強化と体質改善を図るべく業界計画に取り組み、環境変化へ対応して参りました。しかしながら現在の日本経済はかつて経験したことのない不況が長期間にわたって続いており印刷業界においても著しい需要減退のもとで……という文章です。どうでしょうこの15年前に投稿された文章を読んで今日現在が15年前となんら変わっていないということに気付きませんか。元来印刷業は委託産業であり中小零細規模の企業が多く、業界が不況に陥っても自分だけは何とかなるという意識が強く、協力して問題解決にあたる意欲に乏しいところがあるといわれてきました。それがこの空白の15年を作ってしまった元凶です。こうした反省に立ってたった今から自らを変革するということに取りくまなければ後はありません。
 コラボレーション・共創ネットワーク。共に力を合わせて付加価値を創り出すこと。この付加価値を創造することが即ちコラボレーションです。売上げが落ち込み、損益分岐点を割ってしまい資金繰りに窮して借金で首が回らなくなった者同士が数社集ってコラボレーションだといって企業統合しても借金の数が倍に膨らむだけで、そこからは新しい付加価値など何も生れてきません。お前の工場の機械が遊んでいるなら、仕事を廻すから安くやってくれよ、などといって原価無視の元請け押付けの下請関係では、そこからは全く新しい価値など生まれようはずがありません。合併という視点でものを見るから、どちらが整理会社で、代表権はどうなるか、などという次元の話になり、前に進まない。そこからは付加価値を共に共創しようなどという発想は生まれてきません。
 この付加価値を創造するということの、一つには、数社が集まり各社のノウハウの全てを結集して、これまでにない「新しい価値を創り出すこと」と、そうではなく、例えば、それぞれの会社で稼働率が悪く不採算部門をどこかに特化・集約化して稼働率を高めることで採算ベースまで引上げるような、付加価値を生じさせることも一つのコラボレーションのモデルであると思います。
 全く新しい価値を創造するようなことは、容易に取組むことが出来ないが、日常私たちが抱える諸問題の中に、工夫を凝らし、付加価値を見出すことは、比較的容易に取組むことが出来るように思います。本当のコラボレーションとは、共創ネットワークとはどの様な姿なのかが、なかなか見えてきません。
 そんな中、先日、札幌で開催された青年印刷人フォーラムには、急遽会場を変更しなければならないほど大勢の方が参加しました。北東工業株式会社東條社長の「創り手の移動」と題した講演は大変有意義であり参考になりました。青年部では今後もこうした具体的な取り組みや成功例の紹介をしていただけるとのことで期待をしております。
 最近 私の身近にあるA印刷会社が、機械設備を全て廃棄し、受注していた商業印刷物、事務用印刷物、フォーム印刷物などをそれぞれ主要設備を有する仲間内の印刷会社に振り分けて営業に特化することに苦渋の決断をされました。私の所では、事務用印刷物と一部商業印刷物で協力をしております。この協力関係が相互にとって利益を生み出す関係に発展することが、コラボレーションとなるのであろうと思います。しかし、そのためには解決しなければならない当たり前ではあるが重要な問題があることに気付かされました。それは品質と原価の問題です。当社の品質基準ではA社のお客様に受け入れられない品質の甘さ、印刷技術の未熟さがあること。原価の面では、工程ごとの原価に対する考え方の違いで、A社の従来の受注金額では、相互にとって利益が生じないなどの問題があることです。コラボレーションが、相互の信頼関係から生まれるものであるならば、相互の徹底した原価意識と、 品質に対する相互の共通した高度の基準に対する数値管理が不可欠になります。この原価と品質に関するギャップを早急にクリアすべく話し合いを繰り返し、当社としては品質向上にそして徹底した共通の原価意識を築き上げ相互にとって有意義な関係となるよう取り組んでおります。組合員各位におかれましても自らが進んで原価と品質に対する考えに今一度メスを入れ、自社の原価管理、品実管理に対する評価基準を見直し、また営業社員に対しては徹底した原価教育をされることが急務であると思います。
 組合運営においてもこうした組合員のかかえる諸問題を積極的に支援する活動に取り組んでいかなければならないし、我々印刷業者が時代の変化の中で業態を変革しなければならないように、組合運営も当然変わらなければならないと思います。国の中小企業に対する施策も昭和38年3月に中小企業の構造改革を推進すべく施行された近代化促進法から平成11年3月に自らが進んで経営革新に取り組む、資金調達、税制、販路開拓などの面で支援しようという法律、経営革新支援法に変わって10年近くが経過しようとしています。この間に、国の施策の転換が組合員の組合運営に対する考えを大きく変えたように思います。その現われが最大大手の退会です。賦課金Aランクがゼロ社となったことは組合の存続意義が問われている深刻な問題です。今後組合運営をどう改革していくのか、難問ですが組合員一丸となって取り組まなければならないことです。大きな問題にぶつかった時、一つは書物に今一つは歴史に学べと申します。68年の歴史の中で幾度となく組合存続の危機を強い意志と印刷人として高い誇りをもって乗り越えてこられた先達に学び、北海道印刷工業組合が70周年、そして100周年の歴史を刻むことができることを祈念して意見発表とします。
オホーツク支部
 「ワンストップサービスで新しい挑戦」
         発表者 支部長 松井 丈氏
松井 丈氏
松井 丈氏
 私は恥ずかしながら全印工連で2005から2008までと素晴らしいいろいろな計画を書物にしていただいていたが積読の一方でした。今回意見発表ということで改めて今まで積んでおいた全印工連の全ての計画書とさらにインターネット等で読みました。なんと素晴らしい宝の山ではないか。それを今反省をしております。北海道、特に我々オホーツクは僻地に住んでおりますので意外とこういう業者が多いのかと感じています。
 1869年明治2年7月に開拓使が置かれ、8月には蝦夷地が北海道に改められました。
 ある者は、北方の警備と開拓に屯田兵として移住し、またある人々は新天地に夢と希望をして北海道に渡ってきました。
 北海道の近代的な印刷は、明治8年、開拓使函館支庁に道内初の活版印刷機が導入されたのを起点とし、北海道の開拓の歴史と共に我々業界は発展してきました。そして今日まで140年有余が経過しました。
 その間、我が業界の先人の皆様は幾多の困難にも毅然として立ち向かい、命がけで、その英知と情熱と誠実さを持って乗り越え、今日の北海道の繁栄と文化の発展に印刷業を通じて寄与してきたわけであります。
 今ここにおいて、我々北海道の中小印刷業は、成熟化社会と情報革命に伴う技術革新の波、そして未曾有の不況の中、追い打ちをかけるように、印刷用紙をはじめとする諸資材の高騰、業者間の競争激化など様々な課題に直面しています。さらに、我々のよって立つ道や市町村財政すらいつどうなるか分からない非常に厳しい情況にあります。
 しかし、困難にある時こそ、新たな飛躍の機会なのではないでしょうか。まさに新創業の時だと考えます。北海道の印刷業界を築き発展させてこられた先人達の熱き想いを今一度思い起こし、業態変革に取り組まなければなりません。我々には北海道開拓の先人のDNAと血潮が受け継がれています。
 2008計画の第2ステージ、原点回帰では、本業と現状の二つの意味合いがありますが、私は付け加えるとすれば、職業とは何か、印刷業の果たすべき役割とは何か、今一度その原点をも見直していくことが肝要かと思います。そういう意味では今日の大会の前段で唱和した印刷産業人綱領こそが我々の出発点ではないかという気がしています。
 そして第3ステージのテーマ、新創業の一つ、精神的な意味合いからも、先人の志と気概を十分腹に持ち、社会から必要とされ、社会に有益な企業であり続ける精神こそがスタートです。
 新創業のもう一つの側面である、何よりもお客様の役に立つ、そして共に社会の一員として成り立っていくことが重要です。そこでワンストップサービスがキーワードとなります。印刷を発注されるお客様にとって、より役立つサービスの提供、そしてそこに信頼しあえる関係を勝ち取ることで自社の永続とそして我々業界の発展が見えてきます。付け加えるなら、本日お集まりの関連業界の皆様にも是非我々に対し、一層のそれぞれのワンストップサービスをお願いするところであります。またさらにこのワンストップの精神を我々の業界だけでなくあらゆる業界に広げていくことが大切ではないかという気がしています。
 十勝大会のテーマは「印刷産業が切り開く 地域情報・地域文化」であります。まさに印刷業の使命であります地域社会の発展と地域の文化を守り育てて行くために、自らの企業とそして我々、北海道印刷工業組合は、新創業の気概で新たな時代に挑戦していくことを実行しようではありませんか。変化を恐れず日々新たに一歩一歩前進する気持ちを今日から改めて実行していきたいと考えております。
十勝支部
 「今こそ原価意識の高揚と経営者のモラル向上」
 発表者 大会広報・記録委員長 高原 淳氏
高原 淳氏
高原 淳氏
 私、皆さんの話をいろいろ聞いていて感じることは今回の大会の大会名にその全てが集約されているのではないかと感じます。北海道情報・印刷文化典の名称は素晴らしいと思いました。北海道の情報と印刷と文化という3つのキーワードが隠されています。我々の業界は印刷業界といわれていて我々は全て印刷会社の一員を思われているわけですが、紛れもなく北海道の地域の中の文化と情報というものを支えているという重要な役目を果たしていますが、残念ながらお客様からまだその実態が見えていないというのが現状です。そこのところがはからずも付加価値を今一歩広げることができない一つの原因ではないかと思っています。
 原油、食糧という全てのものが高騰していることが問題になっています。我々を取り巻く経営環境も激変しています。特に昨年後半位から今年にかけて非常に大きく時代が変わっており我々経営者は大きな危機感を持っているのが現状であります。印刷会社も当然例外ではありません。原価高騰は今や最大の経営課題となっています。今一度、我々自身、自社の原価構成を見詰め直して無駄なコストの削減を図らなければなりません。また自社では吸収しきれないコスト上昇分に関しては先ほどから話がありますようにお客様に理解をしていただいて値上げをしていかなければならないと考えているところです。
 一方、原価の高騰するなかにあっても残年ながら理由のないダンピングといったものがたくさん残っているのが現状です。不当廉売は自分の会社の健全経営を損なうなばりでなく印刷業界全体のダメージに繋がっていきます。経営者として、モラルをもった経営、今こそ印刷人として使命感をもった経営に立ち戻る必要があるのではないかと考えております。使命感を持った経営とは何かということでありますが、自分の会社は何によって社会に貢献していくのか、役立っていくのか、そういった経営理念に基づいた経営、すなわち高付加価値経営のことを指します。印刷業は昔から価値のある情報というものを提供して参りました。私たちは価値のある情報というものを創造し発信しそれを記録に残してきました。それによって人類の発展に大きく寄与してきたそういう歴史を持っております。印刷業の出発点はグーテンベルグからと言われていますが、それよりはるか昔、もしかしたら4,000年前の古代バビロニアの時代から営々として印刷業はそういったものを養ってきたのではないでしょうか。印刷はグーテンベルグを出発点とすると500数十年でありますが、古代バビロニアでは押圧印刷という粘土みたいなものに圧力をかけて文字や絵を残してきました。そういったものも印刷と指すならば4,000年の歴史を持っているわけであります。そういった非常に長い歴史を持っている印刷業のDNAが我々一人一人に刻みつけられています。それを今一度呼び起こして高付加価値経営に徹することが大切ではないかと考えています。そうした経営を行っていくためには自分の会社の本当の強みは何なのか、さらには魅力とは何なのかを今一度洗い直して、強みや魅力をさらに磨いて行って自分の会社の業績アップに繋げていかなければなりません。さらには印刷業界全体の魅力と付加価値づくりに協力していく、単純な競争ではなく、付加価値による競争というところを我々全員努力してやっていく必要があるのではないでしょうか。
永年勤続優良従業員被表彰者
〔30年表彰〕
(釧根支部)
 佐々木健一(白糠印刷(株))、田代清美(藤田印刷(株))、永田仁(同)
(十勝支部)
 下田一男(ソーゴー印刷(株))、田村秀直(同)、中野潔隆(同)、中村繁義(同)
〔20年表彰〕
(札幌支部)
 河西博嗣(中西印刷(株))、藤井雅之(同)、前正邦(同)
(釧根支部)
 秋本正美(白糠印刷(株))、太田孝志(同)、住川淳司(同)、新井保雄(同)
(十勝支部)
 遠藤芳朗((株)アド・プリント)、佐藤一博(同)、山内正人(同)、黄金久人(同)、木村久真(東洋印刷(株))、荒木浩一(同)、坂本直美(同)、鈴木広己(双葉印刷(有))
〔10年表彰〕
(札幌支部)
 佐藤香(中西印刷(株))
(釧根支部)
 伊藤明(白糠印刷(株))、多田紀子(同)
(十勝支部)
 福松登志雄(大同出版紙業(株))、吉野昌樹(同)、藤田博斗(同)、今野敏文(同)、小原博美(同)、相馬實広(同)、磯谷四郎(双葉印刷(株))、鈴木尚子(勇昇印刷(有))
(敬称略)
記念パーティー
Muじょんによるオープニング演奏 飯村俊幸副大会長による一本締め
 Muじょんによるオープニング演奏 
 飯村俊幸副大会長による一本締め 
 記念パーティーは、8月9日午後5時からホテル日航ノースランド2Fノースランドホールで300人が出席して開催された。
 パーティーは、Muじょんによる津軽三味線の演奏で幕を開き、本田公一主管本部長の歓迎あいさつ、岡部康彦大会長のあいさつに続き、来賓を代表して高橋勝坦帯広商工会議所会頭から祝辞が述べられ、笠井康弘全国印刷工業健康保険組合理事長の乾杯の発声で開宴した。
 地元のミカバンドによるJAZZ演奏が行われるなか、十勝の食材に拘った盛りたくさんの料理と、十勝名物豚丼と名産新得そばの屋台が出され、十勝地方の味覚を満喫し、懇親と親睦を深めた。
 また、アトラクションとしてばんえい競馬模擬レースが行われ、競馬の気分を味わい、帯広競馬場へと夢を繋いだ。
歓迎あいさつを述べる本田公一主管本部長 祝辞を述べる高橋勝坦帯広商工会議所会頭 乾杯の音頭をとる笠井康弘全国印刷健保理事長
歓迎あいさつを述べる 
本田公一主管本部長
祝辞を述べる高橋勝坦
帯広商工会議所会頭
乾杯の音頭をとる笠井康弘
全国印刷健保理事長
 終盤、十勝大会の運営にあった十勝支部の実行委員全員が登壇し、岡部理事長から本文化典の運営に尽力された功績に対し、角十勝支部長へ感謝状の贈呈が行われた。
 飯村俊幸副大会長の中締めで記念パーティーを閉じた。
 この後、バスで帯広競馬場へ移動し、ナイターのばんえい競馬体験ツアーを行った。第11レースは「北海道情報・印刷文化典十勝大会特別」のタイトルレースとして楽しんだ。

記念ゴルフ大会
 記念ゴルフ大会は、8月8日午前11時15分から帯広市内の十勝カントリークラブで41人が参加して開催された。
 岡部大会長と角実行委員長による始球式が行われ、アウト・イン相方からスタートし、ダブルペリア方式で行われ、優勝はグロス82、ハンデ10.8、ネット71.2の好スコアで上がった田所義国氏((株)アド・プリント)、準優勝はグロス93、ハンデ21.6、ネット71.4の山田達夫氏(富士フイルムグラフィックシステムズ(株))となった。
 また、ベスグロはグロス80で上がった齊藤勝市氏((株)誠印刷)となった。
 表彰式は、帯広駅前の十勝ガーデンズホテルで午後6時から行われ各賞入賞者に豪華賞品が贈られ、十勝の料理を堪能し懇親の輪を広げた。
 上位入賞者は次のとおり。
優 勝 田所 義国  ((株)アド・プリント/十勝支部)
準優勝 山田 達夫 (富士フイルムグラフィックシステムズ(株)/北海道印刷機材販売業者懇話会)
1 位
(ベスグロ) 
齊藤 勝市 ((株)誠印刷/札幌支部)
2 位 小林 雅宏 (富士フイルムビジネスサプライ(株)/北海道印刷機械販売業者懇話会)
3 位 池田  哲 ((株)サクマ/北海道洋紙同業会)
4 位 黒済 敏秀 ((株)日栄舎/札幌支部)
5 位 深澤 知博 (大同出版紙業(株)/十勝支部)
6 位 斉藤  晃 (ハイデルベルグ・ジャパン(株)/北海道印刷機材販売業者懇話会)
7 位 岡部 康彦 (北陽ビジネスフォーム(株)/札幌支部)
8 位 川口  亨 (三条印刷(株)/北海道フォーム印刷工業会)
9 位 武田 憲一 ((株)武田プリント/札幌支部)
10 位 鈴木 秀男 ((株)北診印刷/札幌支部)


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