理事会は、最初に本田理事(十勝支部)を議長に選出して、理事長、副理事長、専務理事の選出を行い、理事長に岡部康彦氏(北陽ビジネスフォーム(株)・札幌)を選出し、副理事長に飯村俊幸氏、角鎮夫氏、齊藤勝市氏の3人、専務理事に伊藤克義氏を選出した。
議長を岡部理事長に交代し、以降の理事会の議事進行が行われた。
(1)顧問および相談役の選出については、顧問に安達隆二氏、飯村恭造氏、岸洋氏、木野口功氏、高木哲朗氏、中西弘也氏、野津晃氏、則末尚大氏、花井日出夫氏、西山恒夫氏、横田稔氏の11人、相談役に浅間典泰氏、井上専治氏、加藤順平氏、中村正一氏の4人を選出した。
(理事・監事および顧問・相談役の氏名は本紙626号に掲載)
(2)平成20年度事業スケジュールについては、組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、「印刷の月」行事の取り組み、共済事業への加入促進、第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会の開催、組織状況の検討、財政状況の検討の各事業スケジュールについて説明が行われ承認された。
本年度、組織の拡大では組合への加入促進、青年部活動の強化、組合員名簿の作製、組合員台帳調査の実施、関連業界との連携強化、広報活動の強化では「北海道の印刷」の発行、ホームページの充実・活用、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開では2008計画の推進、需要開拓のためのワンランクアップ展示会の開催、経営者研修会の開催、マーケティング研修会の開催、経営者懇談会の開催、官公需取引の研究、印刷営業マン向けセミナーの開催、オフセット印刷技能検定の実施、労働環境整備の啓発、環境保全適応の啓発、メディアユニバーサルデザインの普及・啓発、小企業向け経営管理ソフト「ひぐまシリーズ」の普及・啓発、「印刷の月」行事の取り組みでは第9回北のペーパーデザインコンテストの開催、'08北海道情報・印刷産業展の開催、各支部での取り組みの推進、共済事業への加入促進では生命共済事業、経営者退職共済事業、災害補償共済事業、設備共済事業、医療共済事業、集団扱火災保険事業、集団扱自動車保険事業、第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会の開催のそれぞれの事業の展開については各支部と連携して実施していくこととした。組織状況の検討、財政状況に検討は組織検討特別委員会において本・支部会計の統一に向けての推進と合わせ財政基盤の確立に向け検討をしていくこととした。
(3)第28回北海道情報・印刷文化典十勝大会については、本大会の式次第、文化典宣言(案)、意見発表について説明が行われ承認された。
本大会では、文化典宣言の提案を受けて3支部から意見発表を行うこととし、札幌支部から「設備の有効活用・技術融合」、オホーツク支部から「ワンストップサービスで新しい挑戦」、十勝支部から「今こそ原価意識の高揚と経営者のモラル向上」をテーマに意見発表が行われ、文化典宣言、意見発表を受けて、全日本印刷工業組合連合会の水上光啓会長から特別講演が行われ、文化典宣言を採択することとした。
(4)全印工連組合功労者顕彰候補者の推薦については、本年度の同顕彰候補者として4人を推薦することとした。顕彰は10月に鹿児島市で開催される全日本印刷文化典in鹿児島の記念式典で行われる。
(5)組合員との取引については、組合員名簿の印刷を(株)アイワードに発注することとした。
次に、報告事項に移り、(1)用紙値上げの対応については、理事会の決議により6月18日に公正取引委員会北海道事務所に対して「主要製紙メーカー用紙価格一斉値上げに関する調査」の要請を行い、併せて6月24日付北海道新聞朝刊全道版に「有益な印刷製品・サービス供給のためご理解ください」と題する全5段の意見広告を掲載し、全組合員に「印刷物発注に関するお願い」と関係資料を送付したことが報告された。(詳細は本誌626号に掲載)
また、十勝支部、釧根支部、室蘭支部がそれぞれ地元紙に意見広告を掲載したことが報告された。
(2)脱退組合員として、道立印刷株式会社(札幌支部)、三栄プロセス株式会社(同)、株式会社道都製版(同)、株式会社須田製版(同)、凸版印刷株式会社北海道事業部(同)、白馬堂印刷株式会社(同)、有限会社畠山印刷(函館支部)、有限会社ながはま印刷(室蘭支部)の8社が報告された。7月1日現在の組合員数は281社となった。
以上で、平成20年度第3回理事会を終了した。