北海道の印刷　１月号

あなたの会社は入っていますか?
厚生年金基金は企業年金のひとつです

　現在、国の年金制度に上乗せする企業年金制度や私的年金制度などいろいろありますが、厚生年金基金は企業年金制度のひとつとして、準公的な性格を持ち、独自の年金や一時金を支給し、従業員の老後を支える制度として発足しました。
　北海道印刷工業厚生年金基金も本道の印刷業界の大きなバックアップのもと昭和58年10月に設立され、従業員の皆様の老後生活の安定と福祉向上を理念に事業運営しており、退職された先輩の皆様の老後を支える大切な年金のひとつになっています。

☆	基金加入のメリット
☆	有利な年金が終身保障
	基金加入していた方は、亡くなるまで基金から年金が受けられます。　国の年金に比べ受給要件・年金額が有利です。
☆	上乗せ部分は会社負担
	基金の上乗せ部分の年金は、全額事業主が負担していますので加入員の負担増はありません。
☆	会社負担掛け金は税制上優遇
	基金制度加入会社は、掛け金を全額損金算入できるなど税制上優遇されます。

基金の給付は基本部分と加算部分の２本立て
　基金の給付は、国に代わって基金が給付する厚生年金保険の老齢年金（代行部分）に、プラスアルファーを上乗せした「基本部分」と基金が独自に設計した「加算部分」２本立てになっています。

企業年金は厚生年金基金のほかに

●	確定給付企業年金
	厚生年金基金制度から代行部分を除いた上乗せ部分のみの年金制度、財政運営は企業年金基金を設立する基金型と委託方式の規約型がある。
●	確定拠出年金
	拠出掛金を先に決め企業が負担するが、その後は個人の自己責任で運用その成果で年金が決まる。企業型と個人型がある。
●	適格退職年金
	法人税の一定の要件を満たし認可される。上記の２年金制度発足により、平成23年３月までに廃止が決定されている。

このほか自社年金があり、企業が実情に応じ選択できることになっています。