印刷燦燦
港町より一筆啓上

常任理事・小樽支部長 吉田 政司
北斗印刷株式会社代表取締役社長

 今年の夏は国政選挙(参議院議員選挙)があり、年金問題や議員とお金又地域格差など様々な問題が山積された選挙でした。投票日が1週間ずれ、小樽では夏の風物詩である潮まつりへの市民や企業の参加が危ぶまれましたが無事に行われました。(今年で41回目)
 この潮まつりは、当時小樽の財界の人達が集まり、何か小樽らしさをアピール出来るまつりごとは無いものかと思案し、ある人物1人に託し、お金は出すが口は出さずで任したようです。昔の小樽人は太っ腹の人が多かったようです。
 現在の潮まつりは昔のような派手さはありませんが、市内を練り歩く「潮練りこみ」と小樽花街のママさん達から缶ビールや日本酒(ワンカップ)の差し入れがあります。又港湾基部では屋台が並びそこで練りこみを待ちながら一杯することも楽しいものです。
 皆さんの中にも日本酒の好きな方、また日本酒が全然だめな方もいると思いますが、今回は日本酒の話をしたいと思います。
 昔は熱燗かひや酒かのどちらかしかなかったと思います。私が23〜24歳位に初めてお酒のロック(確か生一本北の誉)というお酒を飲み、今までに味わったことのない味でした。その後に出会った酒は剣菱。この酒は赤穂浪士たちが討ち入り前日に四十七士が本懐を遂げる為酌み交わしたお酒だそうです。現在の剣菱は出荷石数が少ないため造り酒屋に頼んでいるそうです。
 現在、酒の種類は私の調べによると、大吟醸・吟醸・純米・本醸造・普通・生酒の6種類とこの他に古酒があります。

吟 醸 酒 精米歩合60%以下の白米(玄米の外側を40%以上削る)を原料に用いて低温でゆっくり発酵させ、丁寧に造ります。(吟醸造り)原料は白米、米こうじ、水および醸造アルコールで造られます。
白米、米こうじと水のみを原料として造られたものは純米吟醸酒(吟醸純米酒)となります。
大 吟 醸 酒 吟醸酒のうち、精米歩合50%以下の白米(玄米を半分以上削る)で造られたもの。昔は品評会の出品用として醸造され、単独で市場に出荷されることがなかった為、幻の酒といわれていました。吟醸香が高く、デリケートな味わいは、日本酒の芸術品です。
私としては好みではありません。(本当に美味しい酒を飲んでいないので)
純 米 酒 精米歩合70%以下の白米、米こうじと水だけを原料としてつくられます。米のうまみを生かした風味が特徴です。
本 醸 造 酒 精米歩合70%以下の白米、米こうじ、水および醸造アルコールを原料として造られます。
醸造アルコールを少量(使用した白米の重量の10%を超えない)加えたことにより、すっきりした味わいが特徴です。
普 通 酒 一番多く飲まれている日本酒で、白米、米こうじ、醸造アルコール等を原料としています。
気軽に味わえる慣れ親しんだ風味といえます。
生   酒
(なまざけ)
生成(醸造)後、いっさい加熱(殺菌)処理されていないお酒。酵母や酵素が生きていて、しぼりたてのフレッシュな味と華やかな香りが特徴です。
 古酒については調査不足です。
 これから寒くなりますが熱燗もよし、暖かい部屋で冷酒もよし、くれぐれも飲みすぎず適度に楽しいお酒を飲んでください。
 日本酒がだめな方も自分に合うお酒を探して飲んでみてください。
(資料はインターネットヤフー及び全国日本酒組合ホームページより)
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