全日本印刷フォーラム2006やまぐち大会盛大に開催
|
|||
「起こせ維新の風!つかめ業態変革の波!!」を掲げて、全日本印刷工業組合連合会、中国地区印刷協議会、山口県印刷工業組合の主催による「全日本印刷フォーラム2006やまぐち大会」が、10月19〜21日の3日間にわたり山口県下関市の海峡メッセ下関で開催された。これまでの「印刷文化典」から衣替えし、全日本印刷フォーラムとして初の開催となり、全国の印刷人が一堂に会し多彩な行事を展開、業態変革第3ステージ「新創業はワンストップサービス」推進のスタートを切るとともに、情報価値創造産業としての使命と覚悟を新たに、地域経済と生活文化に貢献することを宣言するなど多くの成果を挙げた。 | |||
記念シンポジウム 全日本印刷フォーラム2006やまぐち大会 フォーラム宣言 |
|||
|
|||
10月20日は、記念式典に先立ち、午後1時から地元一般市民も交えて、田原総一郎氏を講師に迎え「メディアの波」をテーマに記念講演会が行われた。 記念式典は、午後2時30分から海峡メッセ下関イベントホールで開催された。 開会宣言に続き、浅野健全印工連会長、大村俊雄大会実行委員長の両氏が各界からの来賓を出迎え、来賓紹介が行われた。 国歌斉唱に続き、開催工組を代表して大村俊雄大会実行委員長・山口県印刷工業組合理事長が「歴史上の数々のドラマが繰り広げられたこの下関の地で、『起こせ維新の風!つかめ業態変革の波!!』のキャッチフレーズのもと、このように盛大に開催できたことを心からお礼申し上げる。これまでの印刷文化典から改め、名称も内容も一新し、企画準備をしてきた。企画の柱は、(1)市民・企業向けのセミナー、記念講演会、ショッピングモールでのデザイン展、(2)新創業支援の印刷会社向けセミナー、JAGATの協力による従業員向けセミナー、コラボレーションを推進する変革メッセ、(3)全印工連記念シンポジウム、セミナーを3本の柱として準備をしてきた。大会前日には関連業界のユーザー会による県内印刷工場見学会・勉強会も開催され大会開催に寄与していただいている。各種イベントに積極的な参加をいただき、維新の地で業態変革の波をつかんでいただければ幸いである」と歓迎あいさつを述べた。 次に、浅野健全印工連会長が、「全国各地から下関にお集まりいただいたことを心からお礼申し上げる。かつてこの会場の目の前に広がる関門海峡に、それまで見たことのないような外国の船が押し寄せ、日本はそれまでの体制を維持すべきか、新たな国家の体制を模索すべきか国論が分かれた。結果はご承知のとおりで、若い維新の人たちが国を大きく変えた。我々印刷産業もまさに同じような状況にあると認識している。今までと同じビジネススタイルを継続すべきか、新しいビジネススタイルにチャレンジすべきか。結論はもう出ている。この『やまぐち大会』で業態変革の第3ステージとして『新創業』という考え方を提案させていただいている。どうか社会のため、お客様のため、さらに役立つよう我々自身の意志で我々自身のビジネスのあり方を変えていくことに挑戦して行くことを全国の皆さんにお呼び掛けしたい。この『やまぐち大会』でたくさんのお土産をお持ち帰りいただきたい」と式辞を述べた。 続いて、来賓祝辞に移り、松山政司経済産業大臣政務官から甘利明経済産業大臣の祝辞が代読され、二井関成山口県知事、江島契下関市長から祝辞が述べられた。 また、地元下関選出の安倍晋三内閣総理大臣からのメッセージが披露された。 次に表彰に移り、印刷産業発達功労者顕彰3人、組合功労者顕彰70人、優良従業員表彰57人が表彰を受けた。 北海道からは、岡部康彦氏(北陽ビジネスフォーム(株)・札幌)、谷川敞氏(谷川印刷(株)・旭川)、田村禎三郎氏((株)総北海・旭川)、三浦義昌氏(三浦印刷(株)・札幌)の4人が組合功労者として栄えある表彰を受けた。 受賞者を代表して、印刷産業発達功労者顕彰を受けた岩田宗雄氏(愛知県印刷工業組合前理事長)から謝辞が述べられた。 次に、全日本印刷フォーラム2006やまぐち大会フォーラム宣言(別掲)を、喜瀬清中国地区印刷協議会会長が朗読し、採択された。 次に、次期(2008年)のフォーラムの開催地である鹿児島県を代表して柳正保鹿児島県印刷工業組合理事長があいさつを行い、全国からの積極的な参加を呼びかけた。 最後に、藤田良郎大会実行副委員長・山口県印刷工業組合副理事長の閉会の辞で、記念式典を終了した。 記念式典に引き続き、記念シンポジウムが開催された。
|
|||
|