第12回北海道青年印刷人フォーラムのご案内

 今回で12回目を迎える「北海道青年印刷人フォーラム」は、印刷業が本業を通じて何か社会に貢献したり、社会全体の利益になるようなことは出来ないかという観点のもとで開催する。
 社会貢献といってもさまざまであるが、印刷業は毎日「色」を使用し付加価値を付け製品を創出している。
 その「色」に的をあて「カラーユニバーサルデザイン」をテーマに、全国青年印刷人協議会で検討を行っている。
 色覚障害者(色に不自由を感じている人)は日本全体で320万人といわれ、男性では20人に1人、女性では500人に1人の割合でいるといわれている。
 高齢社会の日本において「バリアフリー」という言葉は市民権を得、ユニバーサルデザインの概念は公共施設を中心にハード面ではかなり採用されて来ているが、「色のバリアフリー」についてはまだまだ見過ごされている。
 年齢とともに色覚の機能は低下し、「文字」や「色」の判読に不自由を感じる高齢の方を加えるとその数は増加の一途をたどっている。
 印刷業者が印刷技術の専門性を生かし「色のユニバーサルデザイン」に取り組むことは、高齢時代のニーズに対応するとともに社会的にも意味ある取組みである。
 今回のフォーラムは、既にこの取り組みをされ活躍されているNPO法人北海道カラーユニバーサルデザイン機構副理事長・(有)ソノーク代表取締役の栗田正樹氏とカラーユニバーサルデザインの具体的なツールを使った事例紹介を行う東洋インキ製造(株)カスタマー・ネットワーク本部マーケティング部主任の高田知之氏の2人を講師に招き開催する。
1. 日 時 平成18年9月22日(金)17:30〜20:30
2. 会 場 札幌市産業振興センター
(札幌市白石区東札幌5条1丁目 電話011-820-3033)
3. 参加費 2,000円(資料代)
4. 定 員 100人(申込先着順)
5. プログラム 第1部 17:30〜19:00
テーマ 「色弱者の立場から」
講 師 栗田正樹氏
NPO法人北海道カラーユニバーサルデザイン機構副理事長
(有)ソノーク代表取締役
第2部 19:00〜20:30
テーマ 「色覚UD支援ツールのご紹介」
講 師 高田知之氏
東洋インキ製造(株)カスタマー・ネットワーク本部マーケティング部主任

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