印刷営業レベルアップセミナー開催
7支部で400人が受講
 印刷営業レベルアップセミナーが、「変わる印刷市場と変わらない営業」をテーマに、室蘭・函館・十勝・釧根・旭川・札幌・北見の7支部で開催され400人が受講した。
 講師は、(社)日本印刷産業連合会の相原茂明市場調査部長が7支部全部を担当した。

 室蘭支部は10月18日午後6時から室蘭プリンスホテルで29人が受講、函館支部10月19日午後6時30分から函館国際ホテルで32人が受講、十勝支部は10月20日午後6時から帯広市総合福祉センターで53人が受講、釧根支部は10月21日午後6時30分から釧路市観光国際交流センターで50人が受講、旭川支部は10月24日午後6時30分からときわ市民ホールで56人が受講、札幌支部は10月25日午後4時からかでる2・7で115人が受講、北見支部は10月26日午後6時から北見市民会館で60人が受講し、それぞれ開催された。
 セミナーは、最初に印刷産業の推移についてデータを基に事業所数・従業員数・生産高・付加価値、生産方式から見た推移、規模から見た推移、製品分野から見た推移、北海道の状況、業界組織会員数、インキの出荷量、用紙の出荷推移、印刷機械の出荷推移、出荷量と出荷額、労働時間から見た推移が説明された。
 次に、印刷市場規模予測、ソフト産業の動き、メディアの変化、工程の変化と営業業務の変化について解説し、今までも言われてきたことであるが営業の基本として上司が言われた言葉としてキーマンにアタックする、提案型営業になる、得意先であったことはすぐに報告する、情報発信基地になる、マーケティング発想を持つ、受注営業から脱却、悪いこと1番に報告するなどが披露された。
 また、お客様に教えてもらったこととして、毎日新聞の校正・校閲の厳しさ、世界文化社の色へのこだわり、トーハンの出版流通の仕組み、ソフトバンクの印刷業の今後、日清食品の文化へのこだわり、イトーヨーカ堂の小売業の仕組み・流通の厳しさなど実体験に基づく話題が提供された。
 さらに営業の特権として原稿からの情報入手や印刷部数からの行動範囲の把握の仕方やビジネスチャンスの考え方として、お客様の困っているところにビジネスがある、保存ポジなどの受注資産の有効活用、アイディアだけでない新しい事業提案、デジタル時代は中小企業にとっての新しいビジネスチャンス、単価を下げることではない経費削減提案方法などが説明された。
 結びとして、営業は特許や自分だけの企画書、販売・配布ルートなどの独自の武器を持つことが必要であり、相手の要望を理解し解決するためにプロフェッショナルとして印刷に関する専門知識を持つことが必要であり、営業力とは相手の心を動かしてこちらの望み通りに行動してもらえるようにする力であり、そのためには相手の立場を十分理解し誠意を持って対応することと説いた。
室蘭支部セミナー 十勝支部セミナー 釧根支部セミナー
旭川支部セミナー 札幌支部セミナー 北見支部セミナー

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