日印産連20周年記念
|
|||
「印刷の月」記念式典華やかに開催
|
|||
社団法人日本印刷産業連合会が、今年で20周年を迎え、「印刷の月」である9月21日午後4時から、東京都千代田区のホテルニューオータニで、「2005印刷の月・日印産連設立20周年記念式典」が印刷関連業界などから約600人を集めて開催された。式典のあいさつの中で藤田会長は「日印産連は業界団体として大きな役割と運営責任が一段と増すものと思われる。この20周年を契機に会員10団体と密接な連携のもと、一層業界発展のため努力する」と決意を述べた。 | |||
|
|||
記念式典は、新村重晴副会長の開会の辞で始まり、国歌斉唱に続いて藤田会長があいさつに立ち、「日本印刷産業連合会は昭和60年6月に設立されて以来、お蔭様で20周年を迎えることができた。顧みるとこの20年は、世界の政治経済が激動し、私どもにとっても経済活動、団体活動が大きく揺れ動いた時期であった。しかし、こうした情勢下にあっても、技術開発や顧客ニーズの多様化に対応した経営努力を続けるとともに、社会生活に密着した重要な役割を担うなど、印刷産業の業界基盤が極めて強固であることを再認識している次第である。われわれ印刷産業は今後も情報価値創造産業として大きな飛躍が期待されるが、一方では情報化の進展によって、取り巻く市場環境が激変し、その対応如何が業界間の明暗を分けることになる。そのため、日印産連としてはIT対応、環境問題、個人情報保護法などの課題に、各委員会、セミナーを通じ積極的に取り組んでいく。また、産業界の社会的責任がますます重視されており、コンプライアンス経営を業界内に浸透させる活動も重要であり、日印産連は業界団体として大きな役割と運営責任が一段と増すものと思われる」と述べた。岩田悟志経済産業省商務情報政策局審議官が来賓祝辞を行い、浅野健副会長が「2005年印刷の月アピール」を表明した。
表彰式に移り、日印産連表彰式、第4回印刷産業環境優良工場表彰式、日本印刷産業連合会設立20周年特別表彰、印刷産業キャッチコピー最優秀賞表彰が行われた。 日印産連表彰は、印刷功労賞9人、印刷振興賞19人、特別賞1団体1社に、第4回印刷産業環境優良工場表彰は、経済産業大臣賞の共立印刷(株)埼玉本庄工場など15工場に、日本印刷産業連合会設立20周年特別表彰は調査研究事業功労者表彰3人、退任役員永年功労者表彰2人、常設委員会委員長功労者表彰1人と、感謝状が9人にそれぞれ贈呈された。 印刷産業キャッチコピー最優秀賞表彰では印刷産業の新しいキャッチフレーズに決まった「We Love EARTH We Love PRINTING」の山崎美奈子氏(図書製本(株)製造部)が表彰された。 全受賞者を代表して、日印産連設立20周年特別表彰で常設委員会委員長功労者として表彰された池松正克氏((株)電通テック相談役)が「日本印刷産業連合会設立20周年を迎える記念の年に、42人、15の工場と1団体1社が表彰された。誠に感動しており望外の喜びである。産業界、印刷業界は大改革、大変動を行っている最中であり、デジタル化、IT化に向けて、新しいビジネスシステム、新しいモデルを構築している。41人の受賞者は情報価値創造産業人、国民の生活文化を支える産業人としての認識の基に社業に邁進し、そして日印産連の振興に貢献したと認識している。また、環境優良工場は環境保全を経営のテーマに、工場運営を進めたことが表彰につながったと思っている。新しくキャッチフレーズとなった『We Love EARTH We Love PRINTING』を合言葉に、今後ますます社業の発展、日印産連の振興のために貢献していきたい」と謝辞を述べた。 山口政廣副会長の閉会の辞で式典は終了した。
|
|||
|