今の若者は以前に比べると、「反発係数(何くそっ)」と思う気持ちに加え、今ひとつ行動の連鎖反応がないと聞きます。しかし、この反発係数と行動の連鎖反応が組織全体に緊張感と気合を与えているとの声を聞きました。
部下の成長がどの段階にあるかを的確に見抜く力が必要とされますが、部下を育てるというリーダーに求められる最大の資質は、洞察力といわれています。
日本の企業社会はかつて失敗しないことが成功につながっていましたが今は違います。仮に結果を出せなくても構成員が一体となって取り組むことで組織がさらに強くなります。
何がお客様にとって必要なサービスなのかを考えることは、実は最も重要な会社の資産です。会社にとって利益を出し成長するためには社員の高い顧客指向へのモチベーションが必要であります。モチベーションは過去から現在、未来へとつながるストーリーを持つようにしなければなりません。そうすることで積極的に企業活動に参加することができます。
同じ問題意識を持ち、価値観を共有して目的を考え、そしてそれに基づき戦略を立て計画し実行して結果を出す。より高い目標に挑戦しようとする人数が多いほど会社は強くなります。
「会社は社員以上に大きくならない」といわれるように、企業の業績は人材の優劣に左右されます。だからこそ構成員ひとりひとりが高い目標を持ちそれを実現していくことで企業は名実ともに大きくなれるのです。
ある数名の研修でリーダーを任せると、自分が偉くなったように錯覚する人がいました。役職は組織が仕事を効率的にこなすための決まり事であって、周囲に威張り散らす権利ではないのです。リーダーは組織として果たすべき責任を認識し、部下とともにどう対応すべきかを考えることが大切なことなのです。
こうした経験の積み重ねと、プロとして社会へ貢献するという基本姿勢を忘れないことと、様々な情報を収集し分析する姿勢がリーダーの資質として欠かせないのであろうか。