●算定基礎届
算定基礎届の提出の時期が、平成15年度から1カ月早くなっています。この算定基礎届により決定される、標準報酬月額は健康保険の各給付、厚生年金保険、厚生年金基金よりうける「老齢厚生年金」・「退職年金」の大切な計算の基礎となります。
また、9月から翌年8月までの保険料の計算に用いる基礎となります。このように毎年見直しを行う大切な届ですので、6月に給与を支給しましたら送られた届け書を作成の上、忘れずに期日までに提出してください。
・決定の方法
4月・5月・6月に支払われた給与(総支給額)の平均額により「標準報酬月額」を決定します。
・届出の対象者
7月1日現在の全被保険者が届け出の対象者です。
ただし、今年の6月1日以降に被保険者となった人は届け出の必要はありません。
・報酬の範囲
報酬には基本給のほかに、扶養手当・通勤手当・残業手当など支給されるすべての諸手当が含まれます。
なお、金銭によるもののほか、食事・定期券・住宅など現物支給されるものも金銭に換算し報酬に含めて計算をします。
●賞与支払届
ボーナス・燃料手当・期末手当など支給したときは、賞与支払届を提出することになっています。
賞与等の額(1,000円未満切捨て)に1,000分の135.8(基金加入事業所は基金掛金1,000分の28、厚生年金保険料は1,000分の107.8)を乗じた額をそれぞれ納めていただくことになります。
賞与の額は、年金額の算出の基礎となりますので、賞与支払届の提出を忘れないようお願いします。
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