常任理事会は、岸理事長のあいさつの後、定数報告が行われ、理事長を議長に議事に入った。
1) 平成15年度事業報告については、平成15年度事業報告書として、概況、組織の状況、諸会議の開催状況、実施事業について説明が行われ了承された。
2) 平成15年度決算(案)については、平成16年3月期の財産目録、貸借対照表、損益計算書、予決算対比表、剰余金処分案について説明が行われた後、4月20日に監事2名による会計監査が行われた結果、内容は適切と認められたことが報告され、平成15年度決算(案)を承認した。
平成15年度の収入総額は38,574,660円、支出総額は38,228,645円で、税引前利益剰余金346,015円、税引後の当期利益剰余金276,015円を計上し、平成15年度末の正味差引財産は6,569,431円となった。
また、剰余金処分案として前期繰越利益剰余金989,416円と当期利益剰余金276,015円と合わせ1,265,431円を次期繰越利益剰余金とすることとした。
3) 平成16年度事業計画(案)については、基本方針とそれに伴う組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、「印刷の月」行事の取組み、共済事業への加入促進、財政状況の検討、組織状況の検討、第27回北海道印刷業者大会の開催準備に取り組むこととした。
4) 平成16年度収支予算(案)については、平成15年度決算額を1,425,340円増額した40,000,000円を計上することとした。
5) 平成16年度組合員の賦課金額及び徴収方法の決定(案)については、売上高自主申告の20ランク制で組合員337社で年間23,274,000円とすることとした。
6) 役員報酬(案)については、平成16年度専務理事報酬限度額を5,500,000円とすることとした。
7) 平成16年度借入金の最高限度額(案)については、運転資金として1,000万円とすることとした。
8) 委員会規約の一部改正(案)については、全印工連の委員会組織の変更に合わせ委員会の名称と業務分担を変更するため委員会規約を一部変更することを決定した。
9) 任期満了による役員の改選(案)については、各支部と道工組推薦の理事45人と監事2人を総代会で決定することとした。
10) 北海道印刷業者大会の名称変更(案)については、時代の動向に合わせ北海道情報・印刷文化典として、来年の旭川大会から第27回北海道情報・印刷文化典旭川大会として使用することを決定した。
11) 新規加入組合員・脱退組合員の承認については、新規加入組合員として有限会社藤工房(札幌支部)、有限会社スマイルフェイス(同)、有限会社メイクプリント(同)、有限会社クリップボード(十勝支部)の4社、脱退組合員として旭真カーボン印刷有限会社(旭川支部)、株式会社三和印刷(同)、中央オフセット印刷株式会社(同)、有限会社日章印刷(同)、有限会社共和印刷(小樽支部)、興国印刷株式会社(札幌支部)、有限会社浜塚総合印刷(同)、三陽印刷株式会社(同)、山藤印刷株式会社(同)、三基印刷株式会社(同)、矢戸印刷有限会社(十勝支部)、株式会社サン自動プリンター(留萌支部)、白鴎印刷株式会社(同)、三井印刷株式会社(同)、株式会社留萌新聞社(同)、増毛印刷所(同)の16社を承認した。
12) 組織検討特別委員会の設置(案)については、組合組織の合理化、活性化を図るため、定款改正の必要性、組織運営の分析・検討を行うため組織検討特別委員会を設置することを決定した。
13) 平成16年度第1回理事会、通常総代会、第2回理事会提出議案については、第1回理事会を5月21日正午から、通常総代会を同日午後2時から、第2回理事会を同日午後4時30分から札幌グランドホテルで開催することを決定し、第1回理事会提出議案については本常任理事会で審議した議案を提出し、通常総代会提出議案については第1回理事会提出議案に加え賦課金額の改訂(案)を提出し、第2回理事会提出議案については、理事長・副理事長・専務理事・常任理事の選任についてと顧問・相談役の選任についてを提出することとした。
次に、報告事項として、次期理事長推薦委員会の開催結果について、飯村同委員会座長から委員会での審議の経緯とその後の結果について報告が行われた。
委員会での結論として、岸理事長が再任要請を固辞したため、岡部副理事長を次期理事長候補と決定し、本人からも同意が得られたので、今後は総代会および理事会で選任の手続きがとられることになる。
以上をもって、平成16年度第1回常任理事会を終了した。