官公需取引について要望事項を決議
平成15年度第3回常任理事会開催

 平成15年度第3回常任理事会が、11月14日午後2時から札幌市中央区の札幌グランドホテルで、全道から常任理事19人が出席して開催され、下期事業スケジュール、官公需取引の改善への要望事項、第2回理事会、下期全印工連北海道地区印刷協議会の開催等を決定するとともに、財政委員会から提言された賦課金改訂の原案を承認した。

会議に先立ち、9月に開催された全印工連全国大会の席上、組合功労者の表彰が行われたが当日都合が悪く参加できなかった被表彰者の中北龍夫監事に岸理事長から全印工連組合功労者顕彰状が伝達され、中北監事から謝辞が述べられた。
 常任理事会は、理事長あいさつの後、定数報告が行われ、理事長を議長に議事に入った。

最初に、経過報告が行われ、(1)事業実施報告として、北印工組の事業、全印工連・日印産連の事業、中央会等の関連団体の事業について、7月15日の第2回常任理事会以降の活動状況が報告された。
 (2)財務状況報告として、9月末の中間決算の状況とこれに対する中間監査が11月11日に大澤・中北両監事により実施され、会計処理・内容は適切である旨の監査報告をいただいたことが報告された。
 (3)平成15年度各種被表彰者として、北海道産業貢献賞2名、全印工連組合功労者顕彰1名、全印工連優良従業員表彰4名の方々がそれぞれ表彰を受けたことが報告された。

次に議事に移り、(1)平成15年度下期事業スケジュールについては、組織の拡大、広報活動の強化、明日に向かって「魅力ある業界づくり運動」の展開、共済事業への加入促進、財政状況の検討についての下期事業スケジュールが説明され承認された。
 この中で、研修事業として知的財産権セミナーを2月に札幌で、管理印刷営業研修会を1月に札幌で、管理印刷営業技能審査認定試験を2月に札幌で開催することとした。
 共済事業では、これまでの生命共済、経営者退職功労金共済、災害補償共済、設備共済の4つの共済に加え、明年7月1日補償開始で医療共済が新しくスタートを切ることが説明された。
 (2)官公需取引の研究については、北海道庁の印刷発注について1.競争入札、指名見積における最低制限価格の導入、2.北海道内中小企業者への優先発注、3.印刷物とWebコンテンツ・PDF等のデジタルデータ作成の一体発注、4.知的財産権への対応、5.全道支庁への定時見積における印刷物発注の特例採用の拡大についての5点の要望を行うこととし、1月開催の理事会で要望書をまとめ、実行することを決定した。
 (3)賦課金改訂については、財政委員会から理事長に対して「財政状況の検討結果・賦課金改訂に対する答申」が行われ、それに基づく賦課金改訂案として現行20ランク賦課金を札幌支部組合員は19%、札幌支部以外の12支部組合員は16%の増額改訂を行うという答申案を承認した。
 今後は、理事会、総代会での承認を経て、平成17年度賦課金から適用する手続きを取ることになる。
 (4)平成15年度第2回理事会、全印工連下期北海道地区印刷協議会、新春経営者研修会については、平成16年1月9日に理事会を午後1時から、地区印刷協議会と新春経営者研修会を併催で午後3時10分から中村全印工連会長を講師に「印刷業界のモラル」をテーマに、それぞれ札幌グランドホテルを会場に開催することとした。

組合功労者顕彰状を受ける中北監事
 (5)次期理事長推薦委員会については、平成16年度が役員の改選期に当たることから、理事長の選出手順の内規に基づいて、平成16年1月9日午前11時30分から札幌グランドホテルで開催することを決定した
 (6)北海道印刷関連業協議会平成16年新年交礼会については、平成16年1月9日午後5時から札幌グランドホテルで開催されるので各支部から多数の参加が要請された
 (7)新規加入組合員・脱退組合員の承認については、新規加入組合員として株式会社印刷紙工(札幌支部)、有限会社さっぽろフォトライブ(同)の2社、脱退組合員として有限会社三興舎印刷所(旭川支部)、阿部印刷(同)、恵庭協同印刷株式会社(札幌支部)、NTT北海道電話帳株式会社(同)、喜来印刷株式会社(同)、有限会社新星舎印刷(同)、クニヰ高速印刷社(十勝支部)、有限会社ヤスダ(函館支部)の8社をそれぞれ承認した。この時点での組合員数は351社となった。
 以上で、平成15年度第3回常任理事会を終了した。