札幌市へ印刷統一仕様書提案
印刷物と電子媒体の一体発注 |
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北海道印刷工業組合では、国のe-Japan構想により各自治体において電子発注を取り入れる動きがあり、札幌市においても例外ではなく近い将来、電子発注が予測されることから、札幌支部にプロジェクトチームの「札幌市が発注する印刷物の電子化に関する検討委員会」を設置し、印刷物の電子発注の統一仕様書の研究を行ってきた。
この度、統一仕様書の原案がまとまったため、10月31日午前9時30分から札幌市の会議室において第1回の提案説明会を開催した。 この日の提案説明会には札幌市からは、IT推進課の瀬川課長をはじめ契約管理課、行政部、地域情報課、行政情報課の担当者7名が出席、北印工組からは岸理事長はじめ検討委員会委員等10名が出席した。 説明会は、最初に札幌市の瀬川IT推進課長より札幌市のITに関わる行政の動き等の説明を兼ねあいさつが述べられ、次に岸北印工組理事長から印刷業界の現況説明と提案に至る経緯についてあいさつが述べられた。 つづいて、提案全体の背景について花井委員から、仕様書について稲村委員から、電子納品について武田委員からそれぞれ説明が行われ、質疑応答と意見交換が行われた。 提案要旨としては、印刷業界の取り組みとして、印刷物のデータを2次活用してWebコンテンツやPDFデジタル文書を作る、総合的コンテンツ支援事業として紙媒体にとらわれない情報のメディアミックス化の提案、過去の印刷物をデジタル化し庁内LAN、イントラネットへの移植、文字・画像処理技術を利用してCDやDVD−ROM動画コンテンツ制作、文書・情報処理のエキスパートとして文書データの一元管理化の支援、必要な時に必要な内容で必要な部数を印刷、「24時間・365日・ノンストップ・ワンストップ」行政サービスの支援を進めていることの7点について提案を行った。 今後、札幌市においても提案内容を検討し、印刷業界としても札幌市からの指摘点についてさらに検討を重ね、再度、意見交換会を開催して行くこととした。 なお、札幌市が発注する印刷物の電子化に関する検討委員会委員は次のとおり。
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