「全印工連2005計画“IT戦略”」講演会を開催
 北海道印刷工業組合の、「全印工連2005計画“IT戦略”」講演会が、1月10日午後3時から札幌市中央区の札幌グランドホテルで、講師に全印工連特別顧問の竹原 悟氏を迎え、「e‐Japanが変える印刷需要〜電子政府/電子自治体と印刷会社の対応〜」をテーマに、100余名が出席して開催された。

 講演会は、主催者を代表して岸北印工組理事長があいさつを述べた後、講師の紹介が行われ講演に入った。
 竹原講師は、講演の中で次のように「政府が推進する「e‐Japan戦略」において、2003年度までに電子政府を実現し、電子自治体の構築を目指しており、この環境変化の波が印刷ビジネスにどのように影響するか、また紙情報と電子情報の役割や位置付け、印刷会社が求められるものは何か、自治体の発注仕様書の実例〜閲覧方式の書類をPDF化、HTML変換によるホームページ作成、文字情報のデータベース化、SGML化でネットワークづくりなどの事例」をそれぞれ紹介した。
 また、先進事例として、秋田県の印刷会社ではXMLフォーラムを結成し、すでに取り組みを始めていることが紹介された。
 さらに、竹原講師は、「XMLが自由に使いこなせることの必要性、プログラミング言語、コンピュータ、通信言語などを理解しないと発注仕様書が読めない」などと現実の厳しさを指摘した。
(e‐Japan構想はこちら)