平成13年度全印工連全国大会が盛大に開催される
 全印工連全国大会は、全日本印刷文化典大阪大会2日目の9月22日午前9時から、大阪国際会議場で全国の組合員500余人が出席して全体会議と6つの分科会が開催された。

 全体会議開会に先立って、大阪工組顧問でもある塩川正十郎財務大臣があいさつに立ち「印刷業界は、中小企業の占める割合が非常に大きい業界。印刷業界の景況を、中小企業全体のバロメーターと見ることができると私は考えており、印刷業界が一致団結して発展していくことを願っている。現在、金融が正常化しておらず、適正な設備資金などが出ていない。ここを正常化すれば、ベンチャー中小企業を育てることにもなり、日本経済、とくに中小企業の活力を生みだす源泉にもなる。そのためにも必ず不良債権の整理を着実に進めなくてはならない」と祝辞を述べた。
 次いで、井戸大阪工組理事長が「今回の文化典では、テロに関するタイムリーな講演、人間国宝茂山千作氏の狂言、塩川正十郎先生の中小印刷業を見守っているよというお言葉、この3つをお土産に持って帰っていただきたい」とあいさつした。
 また、中村全印工連会長が「全印工連では2005計画を中心に構造改革を進めたい。構造改革には痛み、苦労もともなうだろうが、皆で協力して乗り越えていきたい。意識的に明るく楽しく進めていきたい」と述べた。
 次に、来賓紹介が行われた後、来賓を代表して倉澤全印健保理事長、大河内全国中小企業団体中央会長から祝辞が述べられた。
 本部報告は、磯野全印工連専務理事が行い、2005計画推進状況や、グリーン購入法について、報告と説明を行った。
 全体会議終了後は、組織・情報分科会、経営革新分科会、マーケティング分科会、教育・技術分科会、労務・環境分科会、共済事業分科会の6部会を開き、それぞれ活発な、議論と意見交換を行った。


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